せとるこの日々

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じーちゃんに油断した

先週、じーちゃんがかわいくて嬉しくてブログに書いたところ、その日の夜にじーちゃんは暴言を吐いた。
褒めた途端にこれだよー、とへこんだ。
 
翌日の月曜日は、まあ正常だった。
 
火曜日に定時で帰ると、じーちゃんは私を見てキョトンとしていた。
朝、「今日は残業ないからね。」と言ったら、
じーちゃんは、「やったー!」と喜んでいたのだが、忘れていたようだった。
まあ、認知症なのでそんなもんだろう。
 
水曜日は残業があった。家に帰るとじーちゃんはベッドに座ってボケーッとしていた。
表情が薄い。
ヤバい、と思って声をかけた。
じーちゃんから声が出ているが、か弱くて何を言っているかわからない。
かろうじて歩行器を押してトイレに行けるが、後でトイレを見ると見事に失敗して床が濡れていた。
こまめに部屋に顔を出した。
 
そうだった。
今までも調子がいい時に油断すると、じーちゃんはおかしくなる。
認知症と診断されて9年になるが、私はまだ学習できていなかった。
調子がいい時に喜ぶのではなく、次に起こることを警戒しなければならなかった。
 
木・金と水曜日よりは元に戻ったが、まだ表情が薄い。
こういう時は声掛けをいつも以上にする。
じーちゃんの部屋のテレビを見ながら、テレビの内容を二人で確認する。
それだけでも脳トレになるようだ。
 
土曜の今日はかかりつけの病院に行って機嫌がいい。
 
『このままかわいいじーちゃんに戻りますように』
七夕の短冊にはそう書こうか。