せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

一口馬主

今年の競馬はイクイノックスが盛り上げてくれた。
天皇賞ジャパンカップは見ていて気持ち良かった。(当てられなかったが。)
そんなイクイノックスがジャパンカップ後に引退することを発表した。

イクイノックスの馬主は1口8万円(全500口)の一口馬主だったらしい。
賞金と売却代金合わせると約700万円が一口馬主に還元されるようだ。
凄い。そしてうらやましい。

一口馬主は1回だけやったことがある。
ある時、旦那が「犬が飼いたい!」と言った。
じーちゃんを見ながら犬の世話も私がやることになるだろうから反対した。
一口馬主だったら馬の面倒見てもらえてレースで勝ったら賞金がもらえるよ。」
と提案したら旦那は納得した。

で、オネストエイブという馬の一口馬主になった。
この馬に決めた理由は一口4万円弱というお値打ち価格だった。
父が天皇賞2着のリンカーンだった。
アメリカ大統領のリンカーンが若い頃『正直者のエイブ』と言われたため馬名がオネストエイブになったらしい。いい名前じゃないか。
お父さんに似たらいいところまで行けるんじゃないか、と期待した。

2011年、同期が続々デビューしていく中オネストエイブのデビューは遅れた。
舌が壊死したとかで舌を切る手術をしたというお知らせがあった。
「なんで正直者なのに舌を切られるんだ!?」とあまりのブラックジョークにさすが私たちの選んだ馬だ、と納得したりした。

だがスタッフのケアのおかげで2012年1月にデビューできた。
出先だったのでレースの時間だけ車に移動して手に汗握りながらラジオを聞いた。
新馬戦は6着。

走る度にラジオやテレビや中京競馬場の大型スクリーンでオネストエイブを応援した。
現地まで応援には行けなかった。
でも楽しかった。

3戦目に初勝利。4戦目も1着になった。
同期がGⅠ馬ゴールドシップだったので「待ってろゴールドシップ!」と熱くなった。
だがその後は勝つことなくケガをして全9戦で引退することになった。

引退で私たちも退会したので2年ちょっとの一口馬主生活だった。
会費と飼葉代で年間8万弱だった気がする。
賞金は忘れたのでネットで調べたら7.1万と出てきた。
そうか1年分の会費と飼葉代くらい稼いでくれたんだな。

これはこれでいい思い出だ。
ありがとうオネストエイブ。

でもいつかイクイノックスみたいな馬の一口馬主をやってみたいなあ。ははは。

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勝つと記念写真がもらえた。