せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

何なん

『生前母から一度カリフォルニアの叔母さんに会いに行けと言われてましたが住所がわかりません。住所と連絡先を教えてください。』
今年に入って妹からショートメッセージが届いた。
昨年の母の納骨以来の連絡だ。

母にはアメリカに住む姉家族がいる。
私は30年以上前に遊びに行った。
母は20年くらい前に遊びに行った。
おそらく20年くらい前に妹に言ったんだろう。

なぜその時母に連絡先を聞かない。
母の世話や葬儀前後の手続き片付けには一切関知しなかったのに、なぜ20年以上連絡を取っていなかった私に今聞いてくる。

母のいいつけ(遺言?)を守ろうとでも思っているのだろうか。
母の姉は現在90代半ばだ。
なぜ今行こうと思うのか。
イラッとしたが住所と旦那さんのメールアドレスを書いて送った。

伯母の旦那さんは筆マメな人で昔はグリーティングカード、今はメールで近況報告を連絡を取っている日本の親戚数人に送ってくれる。
今年の正月にも連絡をくれた。
伯母の体調がすぐれないとあった。
だがそれを妹に説明するのも面倒だった。
おじさんにメール送って返事をもらってくれ、と思った。

1ヶ月くらいしてまた妹からショートメッセージが来た。
『おじさんから返信がありません。
お姉ちゃんにメールが来ていたら私が行くことを伝えてもらえたら助かります。』

6年前に伯母は旦那さんと最後になるだろうと日本に来た。
娘と孫が付き添って4人で来た。
伯母は兄弟2人と姉妹2人とその家族に会った。

私はちょうど抗がん剤治療中だったが、母が「誰もホテルの予約の仕方がわからないの。」というので、ホテル予約や車の予約や迎えに行く親戚のセッティングをヘロヘロになりながらして、最後の3日間琵琶湖の見える大津で伯母家族に会った。

母は妹にも声をかけたらしいが、参加しなかった。
自分のやりたくないことは完全に無視するのに、やりたいときには一方的にお願いする姿勢が私は気に入らなかった。

6年前に伯母家族が日本に来た時、伯母の娘(いとこ)のメールアドレスで連絡を取っていた。
その時以来いとことは連絡を取っていないが、アドレスが残っていたので、それを妹に送った。
『伯母さんの娘のメールアドレスです。彼女に聞いてください。』

ショートメッセージを送った後、妹の番号を『この発信者を着信拒否』に変えた。
これでイラッとすることもなくなるだろう。