ゴールデンウィークが10連休のため、普段は定時で終わる仕事だが、今週は残業があった。
前もって聞いていたので、じーちゃんにも説明してメモも置いておいた。
火曜日に家に帰ると、旦那が先に家に帰っていた。
「ストーブが点けっぱなしで、部屋がボカボカでしたぞ。」
開口一番旦那は言った。
ええーっ、朝、私が消し忘れて仕事に行ったんだ。
家に帰るまで、消し忘れたなんて思いもしなかった。
「よくぞご無事で。」と家に声を掛けた。
「ご先祖様ありがとう。」空に向かってお礼を言った。
ご先祖様が家を守ってくれた気がした。
じーちゃんの夕ご飯は週3回ヘルパーさんに来てもらって用意してもらう。
火曜日はヘルパーさんが来ない日で居間に蒸しパンとバナナとパックコーヒーを置いて夕ご飯として食べてもらっている。
「親父も居間がボカボカでも気付きやがらん。」
旦那が言った。
じーちゃんの部屋は灯油ファンヒーターを使っていて3時間で自動消火してくれる。
なので、ストーブの点けっぱなしに気付いたところでストーブの消し方もわからないだろうし、パニックになるだろうから気付かなくて良かった。
私は平謝りして反省した。
いつもだったらボロカスに言う旦那があまり怒らない。
私が病気したからか？
いや違う。
年末くらいから新しい車が欲しいと言っている。だからだろう。
ボロカスに言われないことに安堵したが、これからは気を付けようと思った。
