せとるこの日々

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姉のような友人

今年のラマダン(断食)は6月4日に明けるとどこかで見た。
毎年ラマダン明けの休日には、トルコで働く7歳上の姉のような友人が北海道の実家に帰省する。
私も彼女も筆不精で電話も苦手だ。
この1年でも数えるほどしかLINEのやりとりをしていない。
 
今年のラマダン明けはいつ帰ってくるのかなあ、と思っていたら、ラマダン明けの4日にLINEが届いた。
『帰ってきました。電話で話したいけど、いつ都合がいいでしょうか。』
とあった。私は、
『おかえりなさい!土曜日のお昼過ぎが気楽に話せます。いつまで日本にいますか?』
と返信した。いつ戻るかの問いに返事は無かった。
 
この友人と私はたぶん似ている。
プレゼントを貰うよりあげる方が好きだ、というか気が落ち着く。
高価なものを贈ることはできないが、気持ちを贈ることが好きだ。
 
昨年、友人はトルコに戻る前日に薬の副作用で顔が痒いという私にシートマスクとリップクリームと北海道のお菓子を送ってくれた。
トルコの住所を知らないので、お礼を送ることができなかった。
帰ってきた、と聞いて、いつまでの滞在かわからないので、出来るだけ早く届くように、昨年のお礼として名古屋銘菓を送った。
 
ホッとした翌日の6日、この友人が5日に誕生日を迎えたことを思い出した。
5日に『お誕生日おめでとうございます!』というLINEは送ったが、その時に誕生日プレゼントを送ることを思いつかなかった。
そうだ!誕生日プレゼントを忘れていた!と、6日の夜にアレンジメントフラワーを注文した。
9日に届くらしい。9日ならまだ日本にいるだろう。
 
昨日のお昼にその友人から電話があった。
約1年ぶりに話しをした。
病気の事、じーちゃんの事、トルコの選挙の事を笑いながら話した。
「笑いながら話すことじゃないけどね。」と彼女は言った。
たぶんお互い似ているのだろう。
 
名古屋銘菓は無事届いたようだったが、「気を使っちゃだめ!」と怒られた。
今日は花が届く予定だ。最短で今日だったのだが、昨日でなくてよかった。
電話の前に花が届いていたら、きっともっと怒られることだっただろう。
彼女は11日にトルコに戻るらしい。
よかった、帰る前に花が届く。
私はホッとした。