せとるこの日々

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温度調整

この冬、じーちゃんの部屋は灯油ファンヒーターだけで過ごすことができた。
たまにエアコンの暖房を入れたくなったが、エアコンを入れるとじーちゃんが温度を思い切り上げる。
なので、エアコンを入れなかった。じーちゃんもエアコンの暖房の存在を忘れていた。よかった。

とうとう冷房が必要な季節になった。
昨年は私が家にいて、じーちゃんの部屋のエアコンを自動運転に設定していた。
自動運転だと±5℃までしか温度調整ができない。
じーちゃんが温度を動かしても安心だった。

しかし、エアコンの自動運転はたまにセンサーが反応しないことがある。
なので、今は私よりじーちゃんの方が家に帰るのが早いため、冷房の設定にした。

先日、家に帰ってじーちゃんの部屋に行くと、部屋が寒かった。
いつもは温度設定を28℃にして、一緒に扇風機を動かすように言ってあるのだが、その日は設定温度が20℃になっており、扇風機は止まっていて、窓が開いていた。
(おーい!じーちゃん!)
心の中で叫んだ。

キツい言い方をするとすねるので、優しく言い聞かせるように説明した。
「帰って来た時に凄く暑くても25℃くらいまでにして扇風機を回すといいんだよ。
20℃は下げ過ぎだなあ。
窓も閉めておいた方がいいよ。」
等々。

年を取ると温度が分かりにくくなるらしいので、仕方ない。

別の日の夜、エアコンなしでちょうどいい気温の夜があった。
夜中にじーちゃんの部屋に行ったら、エアコンの温度設定が32℃になっていた。
おそらく寒かったのだろう。
そういう時はエアコンを切ればいいんだよ。
じーちゃんの布団はまだ電気毛布がある。
寝ている時に冷房で凍えることはない。

冷房を使う季節は始まったばかりだ。
これから半年近くは28℃の攻防戦が続くのだろう。