せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

母にドキドキ

去年はコロナ禍と母の体調不良で数えるほどしか母と会っていなかった。
だが、今年は母がガラケーからスマホに変えたことで、3月から毎月会っている。
月2回会うこともある。

母が元気になったのか、スマホ操作を覚えたいのか。
両方かな。

5月の終わりに母に会った時、母の服が汚れていた。
私が「服、汚れているよ。」と言うと、
母は「カバンを肩から掛けたら隠せるわね。」と言った。

カバンで隠せない汚れだったが、車で墓参り→コメダ珈琲の移動だったので、そう人目もないと思って、着替えることを強制しなかった。

旦那にそのことを言ったら、
「あのプライドの高いおふくろさんがそれって、ヤバくないか?」
と心配した。
私もヤバいか?と思った。

母はクセが強い。
旦那と私の2人で母に会いに行こうとすると、
「休みの日に来てもらうのは悪いから、来ないでちょうだい。」
と言う。

結局、母と旦那は5年以上会っていない。
「俺、いつおふくろさんと会えるんだろう。」
冗談半分で旦那は言う。

「動けない時のために、介護申請してヘルパーさん頼んだら?」
と提案しても、
「知らない人に家に入られるのは嫌だ。」
と言って、介護申請も受けようとしない。
まあ、娘の私も家には入れてもらえてないからなあ。

そんな母が認知症になって、一人で生活できなくなって、我が家に来たら、ヘルパーさんやデイサービスに頼ることは出来ないだろうから、私が付きそうことになるのか・・・。

じーちゃんが亡くなって2年。
ありがたいことに自分の時間が増えたが、また自分の時間が無くなってしまうのか。
しかも、じーちゃんより相当面倒くさい人が相手か。
なんて、よからぬ妄想が膨らんだ。

で、先週の土曜日、3週間ぶりに母と会った。
前の日に電話した時、体調が悪いと言うので、
「じゃあ、荷物だけ、玄関に置いとくわ。」
と私が言った。すると、
「一晩寝れば動けるようになるかもしれない。」
と慌てて答えた。

翌日の朝、電話すると、
「絶好調じゃないけど、動けるようになった。」
というので、一緒にお昼ご飯を食べに行った。

前回の服を汚していた時より元気で、帰りにはスーパーで買い物もして、セルフ会計でカードを通すこともできていた。
母はご機嫌で車を降りて行った。

荷物を持つと言っても、「大丈夫大丈夫。」と言って自分で荷物を担いで行った。

全然大丈夫じゃん。
私は安心した。

もう少し、今の状態が続きますように。