せとるこの日々

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原田病

旦那は原田病という病気と付き合っている。
もうすぐ7年になる。
別名、フォークト・小柳・原田病というらしい。
初めて病名を聞いた時、なんじゃそりゃ、と思った。
 
調べると、『体の中にある正常な物質を誤って悪い物質だと認識して免疫反応を起こし、過剰な炎症が生じる自己免疫疾患』とあった。
原田病はメラニン色素細胞を標的として病気が起こるので、メラニン色素の多い目、耳、髄膜、皮膚、毛髪などで炎症が起こるらしい。
旦那は目に症状が出ているので眼科に通っている。
 
100万人に4,5人が発症するらしいが、情報があまりない。
乳がん情報は大体知りたいことを検索すれば出てくるのだが、原田病は出てこない。
 
命に別状がないし、病院に通っていれば失明することもなさそうなので、とりあえず日常生活に支障はない。
だが、面倒臭そうだ。
炎症が起こると、視界がぐにゃぐにゃで変な色になるそうだ。
右目の時もあれば、左目の時もある。
 
病気になった頃は愚痴ったりしていたが、最近は付き合い方が分かってきたようだ。
何年か前に看護師さんに、
「冬は悪さするからねえ。」
と言われたそうだ。
何が悪さするのかよく分からないので、旦那と私は、
「冬は原田くんが暴れる。」
と言っている。
病気を見つけた先生の名前を病原菌呼ばわりしているのだ。
素人なので仕方ない。
 
今年の冬も原田くんは暴れて、旦那は何度も眼科に行って薬をもらい、何回か点滴を受けた。
見ていると、治すというより、症状を抑える治療が続いているようだ。
重い病ではないので、優先順位は低くて構わないが、いつか完治する薬が出て欲しいなあ、と思う。