せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

取り越し苦労

1月、母の四十九日法要を終え、母が住んでいた賃貸住宅の退去手続きをして、昨年から続いた忙しい日々が終わった。

2月に入り、旦那のぶどう膜炎である原田病が悪化し、目の状態が悪くなった。
ネットで検索すると『悪化して最悪の場合は失明』なんて書いてある。

旦那の性格からして、もし失明したら家に引きこもって何もしなくなるだろう。
うっそー、じーちゃん、母の次は旦那の介護ー?
冷や汗が出た。
旦那の心配をしながら自分の心配をした。
旦那はそれほど検索する人ではないので『最悪の場合は失明』ということを知らない。

「目が見えない~!」と言いつつ、テレビ好きの旦那はずっとテレビを点けて見ていた。
テレビがあまり好きではない私はイラっとしたものの、最悪の場合を考えて何も言わないでおいた。

3月になり、旦那は大学病院で何度か検査をして、ぶどう膜炎の専門の先生のいる病院に通うことになった。
それまでの薬から変わって、毎日服用するステロイド薬と2週間に1回自分で皮下注射するアドリムマブを処方された。

原田病は、メラノサイト(紫外線から体を守るメラニン色素を作る細胞)を攻撃する。
このメラノサイトがぶどう膜に多く含まれるため、目に症状が出るらしい。
紫外線が強い外では一段と視界が悪くなるため、今年に入って旦那はバイクに乗ることを控えていた。

3月から新しい薬になり、4月に少しずつ症状が改善してきたようで、5月になって旦那は今年初めてバイクに乗った。
とりあえず問題はないようだった。

私のバイク883はあと1年ちょっとで車検が切れる。
その時バイクを手放す予定でいる。
年齢的に大型バイクに乗り続けるのも危ないだろう。

旦那がバイクに乗れなかったので、私は今年に入ってソロツーリングに行っていた。
近場をチョロチョロ走るだけなので、ソロツーリングというたいそうなものでもなかったが。

5月のはじめにバイクに乗れたことを喜んだ旦那はバイク仲間に連絡した。

で、先週旦那とバイク仲間2人と私の4人でツーリングに行った。
快晴ではなかったので目にも優しく楽しいツーリングができた。

気づくと状況は落ち着いてきている。

2月に私は自分の定期健診のCTで肋骨に影があった。
旦那が失明して、私が骨転移だったら、どうなるんだろう、なんて思ったりしたが、5月の検査で問題ないと分かった。

あら、ハラハラドキドキしたが、今のところすべて落ち着いているではないか。

よかったよかった。

     

      ツーリング先で食べた五平餅定食