せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

ある2月の土曜日

1月の終わりに奥歯が欠けた。
歯医者に行くかどうしようか何日か悩んでいたら、しみるようになったので予約をした。
平日は忙しいので土曜日に予約をお願いした。
午前10時が空いているとのこと。
その時間はいつもじーちゃんが点滴を受けている時間だ。
その土曜日は、じーちゃんをかかりつけ医に置いて歯医者に行った。
 
2年ぶりの歯医者で、予約の時に乳がん治療を1年ちょっとしていることを伝えた。
『タモキシフェン服用中の歯の治療は問題ない。』とネットの記事にあったが、やっぱり問題ないようだった。よかった。
治療はすぐ終わった。翌週の予約はもう少し遅い時間にしてもらった。
じーちゃんをかかりつけ医に迎えに行って家に連れていった。
 
その日は6週間に1度のパニック障害の薬を処方してもらう予約も入れてあった。
診察は午前中だけなので心療内科に走った。
心の風邪をひいている人は多いようで3分の診察に1時間以上待った。仕方ない。
 
じーちゃんにお昼ご飯を出して、午後はじーちゃんの歯医者があった。
じーちゃんが通っている歯医者は土曜日の午後も開いているので助かる。
そしてとても親切だ。
じーちゃんがむせるので、休憩しながら(他の患者さんの治療をしながら)1時間以上かけてゆっくり治療をしてくれる。
病院好きのじーちゃんはご満悦だ。
横で私はボケーッとしている。
 
じーちゃんの歯医者が終わって家に帰ると、じーちゃんのかかりつけ医、自分の歯医者と心療内科、じーちゃんの歯医者の病院を4ヶ所回った達成感があった。
だが、生産性が何もないことに気付いた。
じーちゃんと私の修理(”治療”という言葉よりしっくりくる)で1日が終わるとは。
年を取るってこんなことなんだろうなあ。
仕方ないか、ハハハ、と笑っておこう。