せとるこの日々

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先週の話

昨年末から通っているじーちゃんの歯医者の治療がまだ終わらない。
毎週土曜日の午前中はかかりつけの内科で午後に歯医者だ。
ご機嫌で歯医者に通ってくれるので困りはしないが、土曜日にもう少し時間が欲しい。
もうそろそろ終わるだろう、終わってくれ、と思う今日この頃。

先週の月曜日にじーちゃんが「上の歯が痛い」と言った。
上はすべて入れ歯だ。歯茎が痛いようだった。
今治療しているのは下の歯だった。
痛み止めを飲ませて様子を見る様に言った。

火曜日には何も言わなかった。
よかったー、とホッとした。
だが、水曜日の朝にまた「痛い」と言った。
「痛い」と言う顔が頭のネジが緩んだ時のような違う顔になりかけていた。
これはヤバい、と思い、痛み止めを飲ませ、昼休みに通っている歯医者に電話をした。
だが、土曜日まで予約でいっぱいでその日の診療は無理とのことだった。

土曜日までに頭のネジが大きく緩んでしまったら、こっちがたいへんだ。
私が2月に通った歯医者に電話してみた。
夕方に空いている時間があった。よかった。

「こんな時間に歯医者なんてこっちの都合がたいへんじゃ。」
じーちゃんは頭のネジが緩んでいるのでイラッとする言葉を吐いてくる。
「はいはい」、と答えながら、(おみゃーに都合なんてないだろ!)と心で叫ぶ。

歯医者で診てもらったら、入れ歯が歯茎に当たって歯茎に傷ができているらしかった。
応急処置で入れ歯の当たる部分を削ってくれた。

翌日の木曜日もまだ痛みがあるらしく、イラッとする言動があった。
薬局で口内炎の塗り薬を購入して塗るように渡した。

金曜日になると、少し元に戻った。
傷が治ってきたのだろうか。

土曜日にいつもの歯医者で診てもらった。
じーちゃんはもう上の歯茎は痛くないらしい。
「ああ、ここね。まあ、今痛くないなら様子を見ましょう。」
と先生は言った。

あれから1週間。
じーちゃんは上の歯茎が痛いと言わない。
イラッとする言動もほとんど無い。
応急処置で落ち着いたか。よかった。
そろそろ歯医者通いも終わるだろう、終わってくれー。