せとるこの日々

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手相の島

友人のマヤちゃんは手相を見てくれる。
初めて見てもらったのは20数年前。
「あー、あんた一生働くわよ。」
と言われた。
働くことが基本的には好きではないので、軽いショックを受けたことを覚えている。
 
去年、手術前に会った時も見てもらった。
「多分これが乳がんの線じゃないかしら?」
ほー、と思ったが、手相を見てもらうのは挨拶代わりのようになっていて、その時は他の話に盛り上がり、この1年手相のことをすっかり忘れていた。
 
数日前、久しぶりに自分の手相を見た。
生命線の途中で線が分かれて空洞になっている部分がある。
これがマヤちゃんの言っていたがんの線か?
いつものように調べてみた。
 
この空洞は「島」と呼ぶらしい。
生命線に島があると生命の流れが滞っているらしい。
がんだとこの手相が出ることがあるそうだ。
ほお。
 
『体調が戻ったら消える』とも書いてあった。
私の線も結構薄くなっているから、そのうち消えそうだ。
1年前はもっと濃く出ていたのかなあ。
 
気休めだが、これからはもっとチェックしてみよう。
 
 
 
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