せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

少し驚いた

職場には乳がんの先輩がいる。
その人が乳がんの治療をしていることを聞いてセルフチェックをしたら自分のしこりに気付いた。
私は乳がん検診を受けていなかったので、その人ははっきり言って恩人である。
術前、術後もいろいろアドバイスしてくれた。
頼りになる乳がんの先輩だ。
 
私が8ヶ月働けなかった間に先輩は部署移動になっていた。
2ヶ月ほど前に仕事に戻ってから先輩にはほとんど会えていない。
ホルモン剤の副作用とかの話が聞きたいなあ、と思っていた。
 
3日ほど前の帰りに駐車場に向かうところで久しぶりに先輩に会えた。
「先輩ってホルモン剤ってタモキシフェンです?副作用ありません?」
聞きたかったことをやっと聞いた。
乳がんになった時は閉経前だったと聞いていたので、タモキシフェンを服用していると思い込んでいた。
 
「再発した時にアロマシンに変わって今はそれ飲んでるけど、副作用は無いですよー。」
何?再発?
去年先輩から彼女の乳がんの話を色々聞かせてもらったが、再発の話は知らなかった。
何でも初発の術後2年目に局所再発して転移は無かったから手術だけで済んだそうで。
先輩「再発のこと言ってなかったですっけ?」
私「はい。初めて聞いて驚きました。」
 
先輩はおおらかな人だ。
先輩の乳がんのサブタイプ(がん細胞の性質別の分類)を聞いたところ、
「何か紙もらって説明してもらったけど、忘れちゃいましたー。」
と先輩は言った。
 
私みたいに検索しまくって妄想する人間とは大違いだ。
乳がんと付き合うには先輩みたいにおおらかに構えた方がいい付き合い方ができるかな、と思った。