去年の11月の上旬に乳がんの診断を受け、11月の終わりに手術をした。
だから、11月で乳がんとのお付き合いが1年になる。
まだ1ヶ月あるが、せっかちな性格の為、1年の回顧をしようと思う。
毎年時間が過ぎるのが早くなっている気がするが、この1年は一段と早かった。
手術して退院後3日で仕事に復帰した時は、「傷口は痛いけど、早期だし、こんなもんじゃない？」なんて余裕をかましていた。
ステージ2aの早期乳がんということで、勝手に治療も軽いものだと勘違いしていた。
早期なのにリンパ節に転移していて抗がん剤治療が必要となった。
働きながら出来るでしょ、なんて思っていたが、2クール目から動けなくなった。
ヘロヘロになった私を見て、じーちゃんのかかりつけ医の看護師さんが、
「早期なのに大変そうねえ。」
と同情してくれた。
私も早期なのにこんなにヘロヘロになるのー？と驚いた。
2月が一番キツく、ずっとそんな状態が続くのか心配になったが、薬が変わったら少し落ち着いた。よかった。
「あとは日にち薬ですからね。」
と言った。
放射線治療の副作用に関して言ったのだろうが、他の治療にも当てはまった。
脇の痛みや浮腫みも残ってはいるが、前より落ち着いた。
ケモブレインも少し回復した。
お盆明けから働き始め、とりあえず元の生活に戻れた。
副作用は色々あるが、生活にはさほど支障がない。
「再発したら使えますから。」といってCVポートが入れっぱなしになっているし、関節や胸が痛かったりすると、「再発するのか？」なんて思ったりする。
再発にこんなにドキドキしていたら、再発した時は実はホッとするんじゃないか、なんて考えたりする。
いや、この1年ハードだったから、やっぱり再発はしない方がホッとするか。
