せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

淡々とした

主治医は淡々としている。
初めの頃は、(若いのに落ち着いて淡々としているなあ。)と思っていた。
 
何回か診察を受けて、口数が少ないので少し不安もあったが、嫌な感じはなく、手術も治療もまあ滞りなく進んでいる。
 
だが、途中から「ん?」と、思うことがあった。
 
抗がん剤点滴のために右鎖骨下に入れたCVポートを、抗がん剤治療が終わって取り出すか尋ねたら、
「再発したら使えますから、入れておきましょう。」
と、淡々と言われたこと。
(初発の治療中に再発の話ですか・・・。)
 
タモキシフェンとそれまで飲んでいたパロキセチンの薬の飲み合わせが悪いかも、と問い合わせた時、
パロキセチンをやめれば問題はなくなります。」
と、淡々と言われたこと。
(やめられないから質問したんです・・・。)
 
他にも多々あり、落ち着いて淡々としている以外にも、何かもっとあてはまる形容詞があるのでは、と考えた。
性格の一覧表を見ると、『マイペースな人はナチュラルな無神経さがあります。』とあった。
 
そうか、全然嫌味っぽくはないけど、普通に無神経なことを言う主治医はマイペースな人だったんだ。
 
ちょっとスッキリした。
次回の診察からは、落ち着いて淡々としたマイペースな先生、と思って診察を受けようと思う。