毎日病院に行くと、車をどこに止めたか分からなくなる。
前日止めた場所に行って、あ、ここは昨日のところだ、と引き返す。
ケモブレインか年のせいか。
買い物が早く済んで、予約の30分前くらいに行ってしまったときも、笑顔ですぐやってくれた。
いつも親切丁寧迅速なので、(私みたいな者にそんなにしなくていいですう。)と、恐縮してしまう。
2週目は少ししんどくなって、喉が痛くなった。
放射線科の診察で、
「少ししんどくなりました。これは副作用ですか?」
と聞いたら、
「そうですね。そういう時は休んでくださいね。」
とのことだった。
「喉が痛いのは放射線の副作用ですか?」
と聞いたら、
「喉は放射線ではありませんね。」
と、笑顔で否定された。
そうか、私の照射位置は喉の痛みは関係ないのか。
喉の痛みは抗がん剤の副作用と思うことにした。
「顔が痒いんですけど、放射線の副作用ではないですよね。」
違うだろうなあ、と思いながら聞いてみた。
「違いますねえ。」
笑顔で否定された。
だよね。
照射している左胸もまだ問題はなく、いい感じで治療は進んでいるようだった。