せとるこの日々

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EC療法 1回目 入院

抗がん剤治療の1回目はアレルギー反応が出るかもしれないということで2泊3日の入院で行われた。

1日目は血液検査をして、栄養士さんの栄養講座があり、薬剤師さんから抗がん剤の副作用についての説明があった。
薬剤師さんが来る少し前に主治医が来て、抗がん剤はエンドキサンとエピルビシンを使うことを聞いた。
主治医が去って、速攻ネットでエンドキサンとエピルビシンのことを調べた。
エンドキサンはシクロホスファミド(C)というらしく、エピルビシン(E)とセットでEC療法というらしかった。
私は2週間おきに投与があるので、dose-dense EC療法というものを受けるらしい。
らしい、らしい、で、もっとちゃんと主治医に聞いた方が良かったのかもしれないが、聞いたところでよく分からないだろうから、ネットで検索する方が自分には向いていると思った。
胸の腫れは特に何も言われることはなかった。
薬剤師さんの説明後は何もなく、1日目の入院の必要性を感じなかったが、家事も仕事もせずにゆっくりできたので、自分としては嬉しかった。

2日目は朝8時過ぎに主治医が来て点滴のルートを確保していった。
おお、抗がん剤治療が始まるんだ。
そう気構えてまつこと6時間。
途中でお昼ご飯も出た。前日薬剤師さんにもらった注意書きに「治療時は満腹にしないように。」とあったので、ちゃんとご飯も残した。
忙しいんだろうな、と思っていたが、待ちくたびれたので午後2時半にナースコールを押した。
「はい。」
「あの、抗がん剤まだですかー?」
「あー、行きますね。」
普通に看護師さんは点滴の用意を持ってきた。
吐き気止めの薬を飲んで、普通に点滴が始まった。
吐き気止めの点滴 30分
エピルビシン 15分
エンドキサン 30分
1時間半くらいで終わった。
終わり間際に頭が痛くなったので、看護師さんに、
「頭が痛いんですけど何ででしょうねー。」
と言ったら、看護師さんも
「何ででしょうねー。」
と答えたので、そうたいしたことはないんだと思った。
夜になって2時間くらい気分が悪くなったが、それ以上は何事もなく2日目は終わった。

3日目は朝から体がだるくて頭が痛かった。
看護師さんが白血球を下げない注射を打ってくれた。
これで1回目の抗がん剤治療で行うことは終わったようだ。
主治医が「どうですか?」とやって来た。
「昨日の夜は気持ち悪くて、今はだるくて頭が痛いです。」
と答えると、
「それが当分の間続きます。」
と脅してくれた。加えて、
「この先、何か症状が現れても驚かないで抗がん剤の副作用だと理解してください。」
とも言われた。
どれだけすごいんだろう、抗がん剤の副作用。
結構、不安になりながら退院をした。