せとるこの日々

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ドセタキセル 2回目 点滴

CVポート埋め込みの翌朝、診察前の時間に主治医は来た。
ポートに点滴針を刺してとても簡単にルート確保をした。
前回の地獄のルート確保が嘘のようだった。

その後看護師さんが点滴の用意をしてくれた。
来る看護師さん来る看護師さんが「(副作用が)出てますねー。」と言って皆私の手足を見て行く。
ドセタキセルの副作用の手足症候群を観察しておくように』
というお達しが出ているのだろうか。
手はびろんびろんにむけてぶらさがっていた皮が剥がれ落ちて、剥がれた部分がぴろぴろになってまだら模様になっていた。
足は進行が遅く、ひび割れから脱皮が始まる状態だった。
薬剤師さんが来て、
「手は赤くなりました?黄色くなりました?」
と聞かれた。
「赤くなりました。」
と答えたら、
「珍しいんですよ。」
と言われた。
ネットではドセタキセルで手足症候群になった人の話がたくさんあったのに、珍しいって・・・。
手足症候群の説明を読んだら、『抗がん剤治療の数十パーセントの人が症状が出る』とあったが、この数十パーセントというのはいくつなんだ、と思っていたが、そう大きい数字ではなさそうだ。

ドセタキセル点滴中は手足を冷やすと爪への副作用を抑えることができる』とネットにあったのでアイスノンを借りて手足を冷やした。
残念ながらアイスグローブは無かったが、アイスノンで十分だろう。
1回目が3週間過ぎた時点で足の親指の爪が4分の1くらい白くなっていた。
このまま4回ドセタキセルを点滴したら、剥がれるだろう、と思われた。
薬の量が減るし、アイスノンで冷やすことでこれ以上悪くならないように祈った。

「なんで2回目なのに点滴の後にもう1泊するんですかねえ。」
昨日の先生や看護師さんが私に聞いた。何も聞いていなかったので、
(主治医に聞いてくれ。)
と思いながら、
「薬の量が変わるからですかねえ。」
と答えていた。
でも、薬の量が減るので急性のアレルギーが起こる可能性は無いだろう。
やっぱりというか急性のアレルギーが出ることはなく、翌日の朝退院できた。