退院して3日後に仕事に復帰した。
退院後2日の間に胸は膨れ上がり、痛み止めを飲む程ではないが、痛みがある状態だった。
たまにボーンと重い痛みを感じた。切った部分が痛むようだった。
そうか、体を切った人はこういう痛みを感じるのか、と思った。
職場の乳がんの先輩に、
「いつまでこの痛みと腫れは続くんですか？」
と聞いたら、
「私、痛みは無かったですよ。2か月くらいテーピングでぐるぐるだったから腫れも無かったですよ。」
とのこと。
マジか・・・。
彼女はがんセンター病院で治療を受けている。超一流病院だから痛みが無かったのか？
それとも全摘手術だから痛みが無かったのか。
いずれにしても羨ましい。
仕事は軽作業のため、なかなかいいリハビリになった。
だが、左腕は動かしていていた方が痛みが減るので、人目がない場所ではぶんぶん振り回していた。
術後ブラも活躍してしてくれたが、左胸の腫れはなかなかのものだったので、人目のない場所では、右手で左胸を支えて一息ついていた。巨乳は大変だ。
「抗がん剤っていつ頃始まりました？」
数日後、乳がんの先輩に聞いた。
まだはっきりと主治医に聞いたわけではないが、リンパ節転移してたから抗がん剤治療はあるだろう。
「手術の1か月後くらいでしたよ。」
と教えてくれた。
11月の終わりに手術をしたから、年明けになるのかな。
2018年は抗がん剤治療で始まるのか・・・。
年末はおいしいものを食べて、抗がん剤の予習しながらゆっくり左腕のリハビリしよう、と思った。
