せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

入院4日目

術後2日で体は結構楽になった。
この日は夕方のニュースで、中京テレビの恩田千佐子アナウンサーの乳がん手術特集が放送された。

私が乳がん告知を受けた頃、「中京テレビの恩田アナウンサー 乳がん手術へ」というニュースを聞いた。
「仲間ではないか」
恩田アナは私のことを知らないが、私は一方的に仲間だと思っている。

それなりに有名な人がテレビで病気を発言するのは、病気になっていない人には啓蒙になるし、病気になっている人には情報になるし勇気になる。私はいいことだと思う。

恩田アナは愛知県がんセンター病院で治療を受けていた。
私も愛知県在住である。
私の家からがんセンター病院までは車で1時間、公共交通機関では2時間かかる。
行けない距離ではないが、家事や仕事を考えると近くの病院を選択した方がいい気がした。
だから私は遠くの超一流病院より、近くの一流病院を選んだ。

テレビで見ていると、撮影の仕方もあるのだろうが、愛知県がんセンターは入口から立派だった。
恩田アナは自分の意見をはっきり医師に伝え、全摘・同時再建手術を選択していた。
私もどちらかと言えば、放射線治療が必要なくなるし、取りこぼしもなさそうなので、全摘手術がしたかった。
だが、「どうしても全摘手術じゃなきゃいや!」という訳でもなかったので、
「離れた位置にあるので、温存手術で大丈夫ですよ。」
と、言われたら、
「じゃ、それでお願いします。」
となってしまった。
もちろん温存手術で後悔はしていない。温存手術の方がいいという方もいるし。

特集は20分くらいだった。
自分も乳がん治療始めてほやほやなので、「うんうん、そうそう」と頷くことが多かったが、
がんセンター病院も恩田アナも手術前・手術後の工程も何か超一流という感じがした。
隣の芝が青く見えるのかもしれないが、やっぱり超一流という感じがした。

この特集の時に恩田アナは復帰していたが、年末からまた休養に入っている。
抗がん剤治療をしているのかなあ、とも思うが特に情報はない。
勝手に「仲間」と思っているので、続報を待っています。