せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

入院5~7日目

入院も5日目になると体は大分楽になった。
痛み止めは飲んでいるが、体が回復していることは実感できた。人間の体って切っても回復早くて凄いなあ、と思った。

そこそこ大きい病院なので、売店に行ったり、コーヒーショップに行ったり、院内図書館に行ったり、散歩をした。
寝巻でだらだら歩き回れるなんて病院くらいなものだろう。

売店でリハビリボールを購入して、左手でリハビリボールを転がしながら、80年代の洋楽がかかりまくるFMラジオを聴きながら、談話室にある本を読んだ。
読書なんて何年振りにするだろう。

はっきり言って入院生活後半はとても快適だった。1週間という期間限定だからだろうし、歩けるし、食べられるからだろう。
病院食もはじめは薄味だなあ、と思ったが、慣れるとおいしい。人が作ってくれるご飯はおいしい。

だが、調子に乗ると良からぬことが起こりそうなので、自重を心掛けた。

主治医は毎朝病室に来た。受け持ちの患者が入院していたら土日祝日関係ないようだ。
その後に診察したり手術したり研究したりで大変だなあ、と思った。
ニュースとかで勤務医の残業は軽く100時間を超えると聞く。
医学が進歩しても残業は無くならないのか。

看護師さんも昼夜問わず笑顔で走り回って大変な仕事だなあ、と思った。
ストレス半端ないだろうなあ、と余計な心配もしてしまった。

今まで大きい病気をしたことが無かったので、入院して初めて見えた世界だった。

入院5日目に傷口に付いていたテープが取れ、6日目にドレーンが取れ、7日目にガーゼが取れ、予定通り退院となった。