せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

入院3日目

手術の翌朝。
多くの乳がんブログを読んで朝食は座って食べられると予習していた。
で、座ろうとしたら、激痛が左脇に走った。
「えー?」
結局、寝たまま朝食を食べた。

看護師さんが来て、尿の管を取り、体を拭いてくれ、寝巻を着替えさせてくれた。
「じゃ、座ってみましょうか。」
看護師さん2人がかりで半ば強制的に起こされた。
「うおおおおおお。」
痛みのあまりおっさんのようなうめき声が出た。

今思うと、リンパ節郭清したところがぐわーんと動いてぐわーんと痛みがきたのかもしれないが、手術したての私には訳が分からなかった。

だが、座って2分も経つと痛みは落ち着いてきた。

点滴スタンドを持って歩く練習をした。
歩く練習をしていると、
「大部屋に移る準備をしてください。」
と看護師さんが呼びに来た。
私が入院した総合病院の個室はその日手術を受ける人が優先らしく、手術が終わった人は大部屋に移る、と初日の説明で聞いていた。
(やっと歩き始めて、こんな朝から移動とは・・・。)
右手に点滴を付け、左は痛みがある中、荷造りをして4人部屋に移った。

向かいのベッドは高齢者のようだった。
「用がないときは押さないでください。」
ナースコールを度々押しては注意されていた。
はす向かいも高齢者のようだった。
「こういう時は呼んでください。」
こちらは逆の注意を受けていた。

入院初日、
「setさんは若いから。」
と何人かの看護師さんに言われ、
(40代に若いだなんて、なんておだててくれるんだろう。)
と思ったが、大部屋に移ったら自分が若い気がしてきた。