せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

ドキドキしたが問題なし

2月の術後5年のCT検査で肋骨に影があると言われた。
「骨転移の可能性もあるけど急ぐ必要はないので、3ヶ月後にまたCT検査をしましょう。」
と言われた。

で、先週CT検査を受けた。
検査を受けるまでは、今まで再検査を何度か受けて問題なかったから今回も大丈夫だろう、とそう気に留めていなかった。

だが、いざ検査が終わると少し不安になった。
いつものように検索した。
乳がんの骨転移の5年生存率は8%。
乳がんのステージⅣは5年生存率33%。
どっちだ。8から33%と思っておこう。

内臓の転移は生命の危険があるが、骨転移は即生命の危険はない、とある。
骨転移してもガンが消える人もいるし、10年以上生きる人もいるらしい。

再検査を受けるといつもドキドキする。
いろいろ検索してシュミレーションをしてしまう。

遠い親戚で5年前に乳がんの骨転移があった人が去年亡くなった。
その人は骨転移して2年くらいは行きたいところに遊びに行けたらしい。
乳がんの骨転移で3年半で亡くなる人は50%とあった。

そうなると、もう1年くらい働いた方がいいのかな。
5年くらい働かずに暮らす蓄えがないし、治療費も必要だ。
行きたいところに旅行もしておきたい。
じーちゃんと母を見送ったからやらなきゃいけないことは残ってない。

5年前は仕事を変わって5ヶ月だったので、治療で動けなかった約半年の傷病手当の申請が出来なかった。
骨転移したら今回こそ傷病手当の申請するぞ!と何故か気合いが入った。

事故や急性疾患で突然この世を去るより、余命を知って準備が出来るのはありがたいことじゃないか、などと考えたりした。

それなりに心の準備をして検査結果を聞きに今週病院へ行った。
「薬が足りなくてすみませんでした。」
診察室に入って開口一番先生は言った。
そういえば、1週間分処方が少なくて、先週処方箋貰いにきたな。

いやいや、2年くらい前から次回の予約は別の場所にある予約センターでするように案内されている。
多分先生の負担を減らすものだろう。
だから予約センターの看護師さんの計算が間違ってて先生は悪くないでしょ。
確認しなかった私も悪いし。

なんて思ってたら、
「肋骨の影は転移ではありませんでした。
問題ないということで次回のCTは半年後で。
マンモが1年経つので3ヶ月後にやりましょう。
薬を出す84日後は8月9日になるので、その1週間前に検査を入れますね。」
とサラッと検査結果を教えてくれ、次回の予約までしてくれた。
予約センターまで行かなくていいんだ。

え,え?と思っている間に診察と予約が終わった。
あっけなく終わった。
あ、問題ないんだ。

会計をすると、いつもより少し安い。
先週請求された処方箋代や調剤技術代にモヤモヤしたが、2週連続だからか、その辺が安くなっている。
問題なしにホッとして、お会計にもホッとした。

前の日に肋骨が痛い気がしたが、気のせいだったようだ。単純だなあ。
帰りの車で小さいころよく聞いたCMの曲が頭の中で流れた。
『健康って素晴らしい~♪』(多分、名古屋のローカルCM)
単純だなあ。