せとるこの日々

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母右手首骨折

先週の金曜日、母に電話した。
翌日母の家に行くため、必要なものがあるかを聞こうと思った。

「水曜日に家で転んで、右手が動かなくて、ごはんをあまり食べていない。」
と、母は元気のない声で言った。

木曜日に母のスマホのデータ使用量を確認したところ、あまり使用していなかったので、
(調子が悪いのかな、でも明日電話するから、まあいいか。)
なんて思っていた。

本当に調子が悪かったようだ。
「今から行くよ。」
と言ったが、
「いい、明日来て。」
と何度も言うので、土曜日の早朝に母の家に行った。

母は元気が無かった。
サンドイッチを持って行ったら、少し食べた。

転んで打った右腕だが、湿布が無いらしく何もしていない。まじか。
とりあえず持って行った湿布を貼った。
前日まで動かなかったが、土曜日は少し動くようになったという。

せっかくお風呂に入れるようになったのに、転んでからは入っていないそうだ。
なので体を拭いた。

着替えを手伝って、やっと外に出ていける状態になった。
「医者嫌いだから、病院にあまり行きたくないんだけどなあ。」
母が言った。
「どういう状態か診てもらった方が、治りが早いし、湿布ももらえるから、行かなきゃだめだよ。」
と促し、近くの整形外科に行った。

1時間くらい待って、問診があった。
母は1人で問診室へ行った。
その後、30分くらい待って呼ばれた。
意思の疎通ができるので、私は廊下で待っているつもりだったが、「付き添いの方も中へ」と言われたので、診察室へ入った。

「これは骨折してるねえ。」
レントゲン写真を撮る前にそう言われた。
それからレントゲン写真を撮って、30分くらい待って、呼ばれた。

レントゲン写真を見せてもらったら、右手首が骨折していた。
「これはギブスだね。肩までが2週間、そのあと肘まで2週間。全部で4週間。
また月曜日に見せに来て。」
と言われた。

母が一人暮らしだと言うと、
「利き腕の骨折で一人暮らしは無理無理、絶対無理。」
と先生が言った。
言い方にちょっとイラッとした。

母が処置室でギブスを装着している間、私は廊下で考えていた。
うちに連れて行ったら、歩いて行けるコンビニもない。
小さい家でやることも無くなって、いい環境ではない。

だったら、私が母の家に通うか。
平日は仕事が終わってから1日おきに通えば、何とかなるんじゃないか、と考えた。

肺炎で入院していた母が8月に退院してから毎週土曜日に掃除して買い物に連れて行っていたのが、回復して10月からは隔週土曜日行けばよくなって喜んでいたが、あっという間にその喜びは打ち砕かれた。

今年の後半は中々ハードだな。