せとるこの日々

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土曜日のあったかいお布団

今週のお題「あったか~い」

過ごしやすい秋があっという間に終わり、冬になった。
北海道に比べるとかわいいもんだろうが、東海地方も寒い。

寝室にはオイルヒーターがある。
布団には電気毛布が入っている。
だから寝る時は寒くない。

その昔、寝つきが悪かった。
あったかい布団でも、朝まで眠れない日もあった。

じーちゃんが認知症になって、忙しくなり、自分の入眠に時間をかけたくなくて、睡眠導入剤を処方してもらうようになった。
おかげで布団に入って30分くらいで眠ることができるようになった。

じーちゃんが夜中にガタッと起きると、ちゃんと私も反応して起きられた。
で、トイレ誘導などやることやったら、またすっと眠りにつけた。
薬があって助かった。

1年に1回くらい先生に「睡眠導入剤をそろそろやめますか?」と聞かれる。
また朝まで眠れなくなるのは嫌なので、「もう少し続けたいです。」と答えている。
いつかはやめた方がいいんだろうな。

私は毎朝5時半に起きる。
朝食してお弁当を用意して、6時半に旦那が仕事に行く。
去年まではそれからじーちゃんの朝食と着替えなどしていたが、今はない。
今は平日はだらだら用意して、掃除して8時頃仕事に行く。

今日、土曜日は旦那が仕事で私は仕事がお休み。
朝6時半に旦那が出て行った。

私は9時半に病院に薬を貰いに行く予約があった。
30分くらい横になろうかな、とあったかい布団に入ってウトウトして目が覚めたら9時半だった。
あらー、やっちゃった。
でも、目覚めた時はとても爽快だった。
ああ、あったかい布団は幸せだなあ、と思った。

その昔、じーちゃんのかかりつけ医が土曜日の朝一だったが、じーちゃんの準備を済ませ、10分だけ横になろう、とあったかい布団に入ると、1時間寝てしまう時があった。

焦ってじーちゃんの部屋に行くと、上着を着て帽子を被ったじーちゃんが趣味の塗り絵をしている。
私が「ごめんねー。ウトウトしすぎたー!」と謝ると、
笑顔で「ええよ、ええよ。」と言ってくれたことを思い出す。

平日にあったかい布団でもう一度寝ることはない。
体調が悪い時の平日は、あったかい布団から出る時に「今日も早く寝ましょ。」と言って起きている。
きっと土曜日は気が緩んでいるんだな。
あったかい布団が好きだなあ。