せとるこの日々

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施餓鬼法要

先週の日曜日に施餓鬼法要があった。
施餓鬼法要とはお盆の時期に先祖だけではなく、飢えと渇きに苦しんでいる餓鬼に施しをすることで徳を積むものらしい。

じーちゃんが元気な時はじーちゃんが行っていたが、じーちゃんが行けなくなってからは、私と旦那が参加していた。

去年はコロナ禍で初のオンライン施餓鬼法要で、じーちゃんも入院してた時だったから参加しなかった。

今年は初盆のため、参加することにした。
お寺から届いたお知らせには、我が家の初盆施餓鬼法要は10時半からだと書いてあった。

オンライン施餓鬼法要がどんなものか分からないので、10時からの誰でも参加できる普通施餓鬼法要を覗くことにした。
お知らせに書かれていたIDとパスワードを入力した。

こちらの画像はオフにできたので、オフにして参加した。
画面にはお寺の本堂が映されていた。

10時少し過ぎに施餓鬼法要の読経が始まった。
参加者は”2”と表示されていた。
我が家ともう1軒かな、と参加者の欄をクリックしたら、我が家とホストのお寺さんだけだった。
我が家の貸切ではないか。

10分くらいしてもう1軒の参加があった。
結局2軒の参加だけで10時25分頃、普通施餓鬼法要は終わった。

小さいお寺だが、数十件の檀家はある。
お寺での法要のときには、いつも次から次へと人が入ってきていた。
高齢者にはオンライン法要は馴染まないかな。

そう思いながら、10時半になった。
我が家の初盆法要が始まる。
画面は白いまま動かない。
あれ、何か準備しているのかな。

待つこと20分。
あれ、確か10時半ってあったよな、と思って、もう一度お知らせを
読んでみた。

すると、
『初盆を迎える方は、各家時間を区切り本堂にて勤めます。』
と書いてあった。
わー!オンラインじゃなかった。

幸いなことにお寺は近い。
急いでお寺に行った。
お寺では別の家庭が法要をしていた。

本堂に入ってすぐのところにいる受付の人に、
「すみません、オンラインと勘違いして遅くなりました。」
と言ったら笑っていた。

「えーと、初盆だから3万円ですね。」
受付の人が言った。
オンライン法要で『施餓鬼料は郵便振替』というところしか見ていなかったので、お金を持っていなかった。

「すみません、すぐ取って来ます!」
旦那を置いて、急いで家に戻った。

旦那はお知らせが届いた時にチラっと見ていたが、多分読んでいない。
私が勘違いしたことは責めない。
そりゃそうだ。言わせないよ。
お寺に向かっているときに旦那は「面倒クセーな。」とボソッと言った。子供か!

汗だくになって本堂に入ると、旦那と住職が談笑していた。
「書き方が悪かったねえ。」
と住職が笑顔で言ってくれた。
いや、ただただ私の勘違いです。

遅れて法要が始まろうとしているときに、
「どうぞ、どうぞ。」
と受付の人が言っているのが聞こえた。

普段着を来た高齢者が6人くらい入ってきた。
間隔を空けて置かれていたイスが満席になった。
どうやら普通施餓鬼法要に来た檀家さんのようだった。

一緒に法要をした。
小さいお寺だから融通が利く。
我が家は遅れた。
普通法要の人も断らない。
丸く収まった。

バタバタしたが、施餓鬼法要が終わった。
今日はお墓の掃除に行ってこよう。

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読めば分かる説明なのに・・・。