この前の日曜日はじーちゃんの89回目の誕生日だった。
といってもじーちゃんは4ヶ月前に他界した。
88歳8ヶ月だった。
数字だけ見ると縁起がいい感じがする。
3日前に注文していた喪中はがきを取りに行った。
喪中はがきには数え年を書くそうで、90歳と書かれていた。
90歳と聞くと、長生きしたんじゃない?と思う。
でも、じーちゃんは100歳目指すと言っていたから、ちょっと無念だったかな。
少し前まではまだ入院しているような感覚もしたが、最近はいないんだなあ、と思うようになった。
じーちゃんがいなくなってから自分の時間は増えたが、体が重い日が続く。
じーちゃんがいた方が緊張感があってしっかりしてたのかな、なんて思ったりする。
だが、寝る時間が無かったあの頃に戻りたくはないな。
じーちゃんの誕生日にはスーパーで売っているうなぎの蒲焼をお供えしようと思っていた。
じーちゃんはうなぎが好きだった。
近くのスーパーのうなぎを気に入って「おいしいおいしい」と食べていた。
「じーちゃんにスーパーのうなぎをお供えするつもりだけど、その後食べる?」
旦那に聞いた。
「スーパーのうなぎは嫌い。食わん。」
旦那はすぐそう言った。
私はうなぎを食べない。
廃棄するのももったいないから、スーパーのうなぎをお供えすることはやめた。
先週の土曜日に浜松に行くことになったので、浜名湖のうなぎ弁当をじーちゃんにお供えした。
遺影のじーちゃんは喜んだ(ように見えた。)
その後、旦那がうなぎ弁当を食べた。
食べながら「近くのうなぎ屋の方がおいしいぞ。」と言った。
うーん、次回は近くのうなぎ屋さんで注文するか。
誕生日の日曜日には誕生日ケーキとおはぎとじーちゃんの好きなバナナをお供えした。
遺影のじーちゃんは満面の笑顔になった(気がした。)
供花も真夏は3日くらいで痛んでいたのが、今は1週間くらい持つ。
花に囲まれてじーちゃんはいい笑顔をしている。
来年の生誕90周年も笑顔になるお供えをしようと思う。