せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

違う世界

じーちゃんはスポーツ観戦が好きだった。
5年前のリオ五輪の時、じーちゃんが家にいる日曜日の昼は時差の関係か、これといった競技が放送されていなかった気がする。
「日本の選手がおらんし、よく分からんわー。」
と言いながらテレビを見ていた。
今年だったら、じーちゃんは喜んでテレビを見たことだろう。
いつでもどこでもオリンピック中継をやっている。
残念ながらじーちゃんはいない。

旦那もスポーツ観戦が好きだ。
なので、旦那がいる時はテレビのオリンピック中継が流れている。

私はスポーツ観戦が好きでも嫌いでもない。
どちらでもいい。
なので、旦那が家にいる時は家事をしながら一緒にオリンピックを観ている。
一人の時はテレビをつけずに音楽を聴いている。

今年のオリンピックはコロナ禍でのオリンピックで、いつもと状況が違うと多くの人が感じていると思う。

闘っている選手を見ると、コロナ禍でモチベーションもコンディションも調整するのが大変だっただろうから、メダルを取ると「すごいねー、よかったねー。」と思う。

でもスポーツの祭典という一種のお祭りが開催されて、お祭り気分で遊び歩く人々が増え、新型コロナウィルス感染者数も一気に増えている。

オリンピックも感染者数も同じ世界でありながら違う世界の出来事のような気分になる。

朝の情報番組は時計代わりに毎朝つけているが、オリンピックが始まってからの盛り上がりに違和感があり、月曜日から旦那が家を出た後に消している。
電波時計スマホの時計があれば時間を間違えることはないだろう。

もし、今回のオリンピックが他の国であったら、「その開催国も参加する選手も新型コロナウィルスで大変だなあ。」とやや他人事のように思っていたかもしれない。

だが、日本で開催されている。
日本だが、私は地方に住んでいる。
その辺りがきっと東京在住の人とは少し感じ方が変わってくるんだろうな。
日本だが違う世界の出来事みたい。

すべては新型コロナウィルスが悪い。
これが一番だ。

これ以上感染者数が増えず、オリンピックも問題なく終わるといいなあ。

自分にできることは今まで通りの生活を続けることだなあ。

一言付け加えるとすれば、大河ドラマがオリンピックで3週間、パラリンピックで2週間お休みなのは残念だなあ。