せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

近づいてきたのかな

じーちゃんの葬儀の4日後、旦那は友人のNさんと電話で話していた。

「そうか、よかった、よかった。」
話の途中で何度か「よかった」が出てきた。
電話を切った後に何がよかったか聞いた。

「いやNの家族が新型コロナウィルスに感染して陽性だったらしいんだ。
で、Nは濃厚接触者になって自宅待機だって。」
な、なにー?

「NはPCR検査を受けたら陰性だったって。」
ああ、だから「よかった」を繰り返していたのか。

旦那の友人Nさん(50代男性)は過去に肺がんで2度手術をしている。
感染したら、重症化する可能性が高いだろう。
陰性でよかった。

Nさんはじーちゃんの通夜も告別式も参列してくれた。
感染していたら葬儀場の消毒や他の参列者への連絡も必要だっただろう。
これも陰性でよかった。

その日は「よかったよかった」と思って終わった。

その2日後にPCR検査で陰性でも後から陽性になることもあるという記事を読んだ。
なにー?

Nさんのことを葬儀会社や参列者に報告した方がいいのだろうか。
うーん、うーん、と考えた。

ネットを検索しても『濃厚接触者の陰性の方は葬儀への参列をご遠慮ください。』と書いてあるだけで、参列後に陰性が分かった時についての説明が見当たらなかった。

旦那は、
「陰性だし、マスクしてたし、会食にはいなかったから、問題ないだろ。」
と言った。

ビビリの私は心配だったので、『新型コロナウィルスについてのお問合せ窓口』という市役所の窓口にメールで問い合わせをしてみた。
葬儀に参列した人が、後日濃厚接触者で陰性ということが分かった場合、葬儀会社や他の参列者に報告する必要があるのか尋ねた。

すると翌日返信が来た。
とても丁寧な文面で恐縮した。
この担当者はきっといい人なんだろうな、と思った。
だが、要約すると『保健所へお問い合わせ下さい。』ということだった。
そうか、管轄は保健所だったのか。

で、保健所へ同じ内容の質問をメールした。
保健所からの返信は無かった。
きっと忙しいんだろう。
返信が無いということは、おそらく問題ないのだろう。

じーちゃんの葬儀が終わって2週間以上経つ。
他の参列者で新型コロナウィルスに感染した人の話は聞かない。
Nさんも2週間の自宅待機が終わって働き始めた。
おそらく問題無かったんだな。よかった。

ここ数日で一気に感染者数が増えた。
これだけ増えると、感染しても仕方ないな、とは思う。
でも、感染しないように「うつらない、うつさない」を心がけよう。