せとるこの日々

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軽い四十九日法要

2年半前にじーちゃんが亡くなった時は、菩提寺の住職が7日ごとに家に来て、法要を行った。
そして四十九日法要はお寺で行い、葬儀会館でお斎をした。
その時、7日ごとの法要を初めて体験した。
法要ごとの意味を知るのは興味深かったし、じーちゃんのことが大好きだったので、準備するのにそれなりに張り切った。

実家はいつの間にかお寺との付き合いが無くなっていた。
11月末の母の葬儀には葬儀社にお寺さんを紹介してもらった。
告別式の前に挨拶に行き、四十九日の話を聞いた。

その時、私は7日ごとの法要はもちろん四十九日法要もやめようかと思っていた。
姉も妹も他人事で、わざわざやらなくてもいいんじゃない?と考えていた。

だが、四十九日だけはやった方がいいと言われた。
しかし、葬儀社に紹介してもらったお寺さんに四十九日を頼んだら、葬儀場のホールも使用しなければいけないらしい。

四十九日は私と旦那だけの予定だった。
二人でわざわざホール借りるのもなあ、しかもそこに行くまで1時間ちょっとかかる。
なので、そのお寺さんに頼むことはやめた。

後飾り祭壇は我が家にある。我が家で四十九日をやりたい。
嫁ぎ先の菩提寺に頼むか。でも1月は行事が結構あって菩提寺は忙しそうなので、頼むのはやめた。

どうしようか、と検索していると『お坊さん便』というものを見つけた。
ネットで申し込みをして、お坊さんが派遣されるらしい。
必要な法要だけお願いできるそうだ。
その後のお付き合いは不要ということだった。

これ、いいんじゃない?
申し込んでみた。
2日後に『担当僧侶が決定いたしました。』という連絡がきた。
なかなかライトなノリがいい感じだ。

7日ごとの法要は省略したが、毎週末母の家の片付けに行った。
これが供養になるだろう、と勝手に自分で解釈した。

先週末、四十九日法要を行った。
本位牌、フラワーアレンジメント、果物盛り、すべてネットで注文した。
そしてお坊さんも。

怖い人が来たらどうしよう、とドキドキしたが、静かで少し軽い感じのお坊さんが来た。
派遣に慣れている感じだ。
聞くと月に2,3軒お坊さん便で呼ばれると言っていた。
使う人がいるんだなー。

無事、四十九日法要が終わった。
白木位牌もお坊さん便が回収していってくれた。
なかなか軽い感じだが、必要なことはできたので、満足している。