せとるこの日々

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厄除け

目の調子が悪い旦那が同級生に
「厄祓いしてもらった方がいいって!」
と言われて厄祓いする気になった。

旦那は今年還暦。
私が小さい頃おじいちゃんだと思っていた歳になる。
我が家は子供がいないが、旦那の同級生には高校生の孫がいる。
十分おじいちゃんの歳だな。
厄年でもある。

「厄祓いってどこで出来る?」
旦那が私に聞いた。
私は厄年の時「ああ厄年かー。」と思ったくらいで厄祓いなんてしていない。

「神社でいいんじゃない?」
と近くの氏神様を勧めた。
だが、気が進まないようだった。
ネット検索すると『神社か寺院で出来る』と出た。

「うちのお寺さんで出来るかな。」
と旦那が言うので初めて菩提寺のホームページを見た。

厄除けについて書いてあった。
申し込んでから知ったのだが、神社は厄祓いでお寺は厄除けらしい。

電話は旦那本人にさせた。
3月上旬に申し込んだ。
住職に春分の日の午後にお彼岸のお経があるから春分の日の午前中に来て下さい、と言われた。

で、数え年プラス1個のお供えを持参するように言われた。
それはホームページにも書いてあった。
『丸いお餅、饅頭、パンなど』
とあった。

数えが61でプラス1って62個の丸いお供え物。
お饅頭持って行ってそんな多かったら廃棄されるのか?と不安になった。

ネット検索したが、これといった答えが得られなかった。

数日後、個包装された丸い餅を見つけた。
これなら日持ちするからいいか、と62個用意した。

お寺は10分足らずで行ける所にある。
当日は旦那一人で行った。
私はWBCの準決勝を家で観ていた。

すぐ帰って来ると思っていたが、1時間過ぎても帰って来ない。
お寺でWBCでも観てるのかな、と思っていた。

WBCが終わっても帰って来なかった。
帰って来なきゃお昼ご飯の用意が出来ないなー、と思っていると、やっと帰ってきた

話を聞くと護摩祈祷があり、他にも祈願に来た人達が7,8人いたらしい。
家や車や健康祈願などを受ける人などで順番に祈祷を受けてきたらしい。

旦那の厄除け祈願だけだと思っていたので意外だった。
そんなに大きいお寺じゃないけど、祈祷を受ける人は結構いるんだなあ。
今まで菩提寺でそういったことをした事なかったので全然知らなかった。

旦那が祈祷を受けている時に他の部屋から拍手と歓声が聞こえたらしい。
多分誰かがWBCの試合を見ていたようだ。のどかだなあ。

旦那はメロンパンをひとつもらって帰って来た。
これもお供えなのかな。

『病は気から』という言葉もあるので、厄除けで少しでも症状が落ち着くといいな。