今年の1月から毎晩トイレの誘導が必要になったじーちゃんだが、トイレに行くまでに間に合わないことも日々増えた。
玄関を出て3m ほど先に納戸がある。
普段はそこに新聞紙やペットボトルなどの資源ゴミを置いている。
1月からはじーちゃんの使用済みの紙パンツやパッドを入れたビニール袋も置くようになった。
だが、夜中は寒いため、納戸まで行かずに玄関の扉の外に置いておくことが何回かあった。
朝、新聞を取りに行った旦那がそのビニール袋を見て、
「うさぎかと思いましたぞ。」
と言ったことから、毎晩じーちゃんから作られる白いビニール袋は私達夫婦の間で「うさぎ」と呼ばれるようになった。
この3ヶ月、うさぎは毎晩生産される。
大きいうさぎ、小さいうさぎ、重いうさぎ、軽いうさぎ、時々黒うさぎ等。
一晩で5匹くらい増えることもあった。
最近はじーちゃんも慣れたのか、シーツまで汚すことが減った。
パッドまでで留まってくれれば、こちらも片付ける手間は減る。
うさぎが2匹くらいの日は少なくて結構嬉しい。
紙パンツやパッドの素材のおかげなのか、臭いはほとんどない。
だが、眠い。
非常に眠い。
うさぎを減らす方法を考えたりしたが、間に合わなくてもじーちゃんはトイレに座りたいらしい。
「トイレに行くな。」とは言えない。
すぐにとは言わないが、ショートステイを利用しようかなあ、と思い始めた。
たまにはぐっすりゆっくり眠りたいなあ。