先週の日曜日の夜8時頃、ウォーキングマシンでウォーキングをした。
ウォーキングをした後、じーちゃんの部屋を見に行くと、部屋にじーちゃんがいない。
トイレを見ると、トイレのドアが開けっぱなしで電気は消えている。あれ?
洗面所にいるのか?
でも6時頃歯磨きしていたのは確認したし、歯磨きするときは洗面所のドアを開けてする。
その時、洗面所のドアは閉まっていた。
トイレが間に合わなくて体を拭いているとか?
でも、今まで自分で体を拭くなんてしたことないし・・・と思いを巡らせていると、洗面所からガサゴソ音がした。
私が「大丈夫ー?」とドア越しに声をかけた。
「大丈夫じゃなーい。」とじーちゃんの返事があった。
洗面所のドアをすぐ開けた。
そこには洗濯物を入れるカゴにお尻からハマったじーちゃんがいた。
私「???」
じーちゃん「迷子になっちゃった・・・。」
どうやらトイレが終わって自分の部屋と洗面所を間違えたようだった。
我が家はとても小さい家だ。迷子になるような大きい家ではない。
旦那を呼んで2人でじーちゃんをカゴから出した。
「これは背もたれがないのう。」
カゴをイスと間違えているようだった。
歩行器が見当たらないので探すと、洗面所奥の浴室にあった。浴室のドアは閉まっていた。
結構長時間じーちゃんは洗面所でウロウロしていたようだ。
ウォーキングはイヤホンをつけて音楽を聴きながらしていたので、じーちゃんの異変には全然気が付かなかった。
じーちゃんを部屋に連れて行き寝かせた。
その日はいつも以上に部屋に様子を見に行き、トイレに行く時は何度か見守った。
これが子供だったら、「寝ぼけてるわねー、ハハハ。」で済みそうだが、じーちゃんだと軽くホラーだった。
目が離せなくって介護離職か?なんて考えたりした。
この1週間、いつも以上に声かけをして様子を見たが、カゴにはまったのは一過性のもののようだった。
まだこの生活が続けられるようだ。ああ、よかった。
胸を撫でおろした。