せとるこの日々

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CVポートを取り出した

先週はじーちゃんのことで総合病院に行ったが、今週は自分のことで総合病院に行った。
総合病院は車で10分くらいのところにあるので助かる。

今回はCVポートの取り出し処置に行った。
CVポートの取り出しを検索してみると、それほどの記事が出てこない。
そうたいしたことではないようだ。
でも、初めてのことなのでドキドキする。

『費用は3~4千円くらいで、3~4日くらい痛みがある』というざっくりとした情報だけ仕入れて行った。

血管から上手く入らないため、抗がん剤注入をサポートするCVポートを右鎖骨下に設置したのが2年前の2月だったかな。

「再発したら使えるから入れておきましょう。」という前の主治医のお気楽な言葉を聞いて「再発するのか・・・」と思いながらCVポートを入れていた。
採血や注射や点滴でも使えると聞いていたが、使い勝手が悪いのか、結局抗がん剤以外使うことはなく、再発もしないので、この1年半くらいは放置状態になっていた。

CVポートの取り出しは「診察室でサッとできる簡単なものなので」と前主治医が言っていたので、いつもの診察のついでにちゃっちゃとやるかと思っていたらそうでもなかった。

人が少ない午後の1時間を予約して診察室で行われた。
下に紙シーツを敷いて、上も処置部だけ穴の開いた紙を被せられた。

痛み止めの注射をして10分くらい置いてから処置は始まった。

プチプチプチ、という音が聞こえる。
皮膚を切っているのかな。

そのうちガリガリガリ、と音が聞こえてきた。
ガリガリガリ
不思議に思った。

途中で痛みがあったので、「痛いです。」というと痛み止めを追加して注射してくれた。
「ほとんど剥がれましたからあと少しです。」主治医が言った。
ん?剥がれた?
「2年近く経つので結構組織にくっついてましたねえ。」と説明してくれた。

そうか、ガリガリは剥がしている音だったんだ。
そしてCVポートは長い間入れておく物でもないんだと知った。

診察室を出たのは入ってからちょうど1時間後だった。
設置も取り出しも時間的には同じくらいだった。

お会計は510円。
仕入れた情報より安くて驚いた。

翌日にはガーゼの交換で、1週間後は抜糸で病院に行かねばならない。
1回で終わらないとは、CVポートの取り出しもなかなか面倒なものなんだなあ。