せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

認知症後期かな

認知症以外の脳の障害も考えられるから、脳の検査を受けた方がいいんじゃないですか?」
年が明けて一気におかしくなったじーちゃんを心配して、デイサービスの職員さんが助言してくれた。

何かあったとしても年齢的に治療は難しいだろうが、まあ原因だけでも知っておいた方がいいか、と思い、かかりつけ医に紹介状を貰って月曜日に総合病院の脳神経内科に行ってきた。

「脳の萎縮はありますが、血栓や腫瘍等の問題はありませんね。」
脳のCT検査の診断は『認知症の進行』だった。ははは。

約10年前に「アルツハイマー認知症の中くらいプラスアルファ」と診断を受けた。
認知症は発症して10年くらいが寿命と聞いていたので、その時は中くらいプラスアルファならあと4,5年か、と思った。

だが、じーちゃんは約10年頑張った。
しかも中くらいのままで。
すごいぞ。

頑張っていたじーちゃんだったが、とうとう認知症後期になってしまったようだ。

空間認識が無くなった。
部屋から2mくらい先のトイレに行けなくなった。

せん妄がある。
蟻や蜂やムカデがうじゃうじゃ見えるそうだ。
どんな気分なんだろうな。恐怖や不安なのかな。
最近虫系は聞かないが、人がたくさん見えるそうだ。
どんな世界が見えているのかな。

認知症後期はこんな感じで進んでいくのか、と目の当たりにしながら、介護生活もややハードなものになった。