せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

コンサートに付き合う

私と旦那の音楽の趣味は異なる。
私は主に昔の洋楽を聴く。
旦那は主に昔のJ-POPを聴く。

去年は旦那があいみょんのコンサートに行きたいと言うので付き合って行った。
自分から行こうとは思わないジャンルなので、楽しい経験ができた。

今年はユーミンのコンサートに付き合うことになった。
20代の頃、会社の先輩が、
ユーミンのコンサートに行ってくる。」
と言った。
私は「セットがすごいんですよねえ。」と言いながら、(ユーミンのコンサートに自分が行くことはないだろうなあ。)と思ったことを覚えている。
まさか数十年後に自分がユーミンのコンサートに行くことになるとは。

昨年、ユーミンの50周年の3枚組CDが発売された。
旦那が「欲しい」と言うので、何かの記念日にそのCDを買ってあげた。
その中にコンサートツアー先行申込のシリアルナンバーが入っていた。
旦那が「コンサートに行きたい」と言うので、申し込んだ。
ユーミンくらいの大御所ならチケットも取れないだろう、と軽く考えて申し込んだ。
驚くことにチケットが取れてしまった。
気軽に構えた方がチケットは取れやすいのかな。

チケットが取れたのなら行きましょうか、という気持ちになった。
コンサートの1週間くらい前にセットリストをチェックした。
3分の2くらいが知っている歌だった。
自分から進んで聴くジャンルではなかったが、3分の2知っているということは知らないうちにいろいろなところで耳にしてたんだな。

そして、この前の日曜日にユーミンのコンサートに行ってきた。
開場時は明るかったので、入場するお客さんがよく見えた。
お客さんはほぼ中高年の年代だった。
私でもここでは若い方になるのかも、なんて思った。

若い人もチラホラいた。
若い人はツアーTシャツを着ていたり、グッズを持っていたりしたので、本物のファンなんだろう。
なんとなく付き添いで行った私とは違った。

立派なセットは会場の真ん中にあった。
360度客席でユーミンは走り回って歌って踊った。
60代後半であれだけ歌って踊る体力におったまげた。
もっとしっとりしたコンサートを勝手に想像していたので、なかなか衝撃を受けた。
自分も体が痛い痛いと愚痴っていては駄目だ!と反省した。(単純)
50年もの間、第一線で活躍してきたアーティストのLIVEを体験できた。

ただモニターが無かったので、目の悪い旦那と私はユーミンの表情を拝することができなかった。
2階スタンド席だったが、ステージはきれいに見られた。
周りの人はみんな双眼鏡を持っていた。
さすがみなさんユーミンのコンサートを分かってらっしゃる。

「次は双眼鏡を持って行きますぞ。」
帰りの車で旦那が言った。
そうか、またユーミンのコンサートに行く気なんだな。