せとるこの日々

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先生の話

じーちゃんが入院して3日後くらいに病院の相談室というところから電話があった。

「食事が取れるようになって落ち着いたら、リハビリの出来る病院に移ってリハビリをするということでいいでしょうか。」
相談員さんが言った。

へえ、病気になったら、そういった道が用意してもらえるのか。
リハビリのできる病院は相談員さんが探してくれるらしい。
もちろんその方向でお願いした。

そのまた3日後くらいに担当の先生から電話があった。
「検査をしたら、血管が細くなってて、今後の治療予定を変更しようと思うので病院でお話できますか?」
ということだったので病院に行った。

じーちゃんの脳梗塞は右脳の前部分で、意欲が無くなるものらしい。
入院したときは血液が流れていたところが、流れなくなったそうだ。
で、食事も取れなくなったという。

午後3時過ぎにデイサービスで救急車を呼んで病院に行ったのだが、その日の朝、私が気付いていたらじーちゃんは大丈夫だったのかずっと気になっていた。
なので先生にいつ脳梗塞になったか聞いた。

「病院に来た時は血液が流れていたので、発症して早い段階でしたよ。」
と先生が言った。
少しホッとした。
でも、症状が進んで食事が取れなくなり、リハビリをすることが出来ないらしい。

「栄養を摂るのに胃ろうという手段もありますが、認知症で管を抜き取ってしまう恐れがあるので、お勧めは出来ません。」
先生が言った。

私と旦那は前に胃ろうで大変だった親戚を見て、その時に「この先、何かあっても胃ろうはやめよう」と話し合っていた。
じーちゃんも奥さんが末期がんの時に胃ろうを断ったらしい。

だから、胃ろうはしないで点滴だけということになった。

その2日後に相談室から電話があった。
療養型病院を探してくれるという。
療養型病院とは、病状が慢性期になって、治療よりも長期にわたる介護が必要な高齢者が利用する病院らしい。

少し前までリハビリをしてと考えていたのが、点滴で入院生活が続くという話になった。
療養型病院が見つかるまで今の病院で入院生活が続くらしい。
あれ、これってじーちゃんもう家に戻って来られないのか?
あれ?あれ?あれ?

その2日後に病棟の看護師さんから電話があった。
「とろみ剤を貸し出しているので、次回荷物を持って来る時にとろみ剤も持って来て下さい。」
とのことだった。
あれ?口から食事を取れているのか?

面会が出来ていないので、どんな状態か分からない。
じーちゃんが苦しくなければいいな。