じーちゃんが療養型病院に転院した時に、デイサービスやヘルパーさんのお世話になることは当分ないだろう、と挨拶に行った。
デイサービスには10年以上お世話になった。
じーちゃんは喜んで行ったし、私も助かった。
じーちゃんが癇癪を起して今のデイサービスに代わって4年くらい。
職員さんはいい人ばかりだった。
ヘルパーさんは5年くらいお世話になった。
ヘルパー事務所の閉鎖などで今のヘルパー事務所になって1年ちょっとかな。
やはりみんないい人ばかりで私はとても助かった。
じーちゃんも人と話すことが好きなので喜んでいた。
ケアマネさんにはじーちゃんが亡くなった日に電話した。
とてもお世話になったし、何か手続きが必要かと思ったので、亡くなった日に電話で挨拶した。
結構あっさりしていた。
まあ高齢者をたくさん担当しているので日常茶飯事な事なのだろう。
今まで、定年や部所移動などの交替があり、4人のケアマネさんのお世話になった。
やはりみんないい人ばかりだった。
かかりつけ医にはいつ挨拶しに行くのがいいだろうか。
旦那と相談して四十九日が終わってから行くことにした。
葬儀が済んで10日後くらいに、かかりつけ医の看護師さんから電話があった。
じーちゃんが亡くなったことを伝え、落ち着いたら挨拶に行くつもりだったことを伝えた。
すると「会いたかったー!」と電話口で看護師さんは言った。
じーちゃんが認知症になってから約10年、かかりつけ医には毎週私も付き添って行っていた。
認知症になる前からじーちゃんはこの病院に通っていた。
大先生の頃からだから、じーちゃんは何十年と通っていたのかな。
電話をくれた年配の看護師さんは10年前にはじーちゃんとすでに仲良しだった。
そうか、ここには亡くなった日に連絡するべきだったのか。
でも、高齢者の多い病院で、わざわざ亡くなってすぐ「父が亡くなったので」と知らせに行くのもなあ、と躊躇していた。
看護師さんとは30分くらい電話で話をした。
翌日、かかりつけ医に挨拶に行った。
電話をくれた看護師さんはお休みだったが、先生や受付の人に挨拶をした。
こういったことには慣れていないので(慣れたくはないが)、どこにいつ挨拶に行くものかよく分かっていなかった。
お墓の掃除をしている時に年配の男性が近づいてきて、
「お義父さんにはお世話になって、この前おっさまから聞いて、会葬しなくてすみませんでした。」
と挨拶してくれた。
檀家の付き合いがあったのだろうか。
そういえば、認知症になる前のじーちゃんの付き合いはご近所さん以外全然知らないな。
きっと挨拶した方がいいところがまだあるんだろうな。