せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

楽しい年末年始だった

1年前の年末年始は、抗がん剤の副作用に涙していた。
今回の年末年始は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』に涙した。
同じ涙でも今回の涙は気持ちいい涙だ。
 
11月に1度観に行って感動して、年末年始まで上映していたらまた行こうと思っていた。
晦日に一緒に歌が歌える『ボヘミアン・ラプソディ』の応援上映に行った。
1月3日に音響が良いというドルビーアトモスの『ボヘミアン・ラプソディ』に行った。
今まで映画は2,3年に1度くらいしか観なかったが、この3ヶ月で3回、しかも同じ映画を鑑賞した。
中々おもしろい経験をした。
 
晦日応援上映は観客が3分の1くらいの入りだった。
歌声はなんとなく聞こえてくるが、手拍子等聞こえてこない。
「手拍子したいけど、誰もしないからしづらいなあ。」といった雰囲気が漂っていた。
ビビりの私も同じだった。
結局歌を軽く口ずさむ程度に終わった。
でも、劇場のお客さんの様子をうかがう空気が、映画で自由に振る舞うフレディと対照的で妙に面白かった。
 
昨日のドルビーアトモスは何となく音響がいい感じがした。
1回目に行った映画館がたまたまヴィヴ・オーディオというものがある音響のいい映画館だったため、そんなに違いが分からなかった。でも追加料金を払っているのでドルビーアトモスの音響は良かったんだろう。
 
映画は何も予習せずに鑑賞した1回目が一番泣けた。
もちろんこの年末年始も感動した。
だが、映画の隅から隅まで見て小ネタを探そう、とか、製作はここでああしているのかあ、とか、違った角度から観てしまって物語に没頭できない自分がいた。
それでも愛が溢れる映画を涙しながら楽しんだ。
 
1年前も今回も濃い年末年始だった。
今年は今の温かい気持ちが続く穏やかな年になりますように。