「熱が出て、夜間外来を受診したようですね。」
主治医がカルテを見ながら言ったので、熱が出て寒気があって夜間外来と翌日の総合内科を受診して問題なかったことを伝えた。
「正しい行動です。」
主治医が褒めてくれた。
褒められるのは好きなので、嬉しかったが、次回同じ症状が出たら、夜間外来でもらった解熱剤を飲んで様子を見ようと思う。3時間イスに座っているのはしんどかったからだ。
2日前には抗がん剤できるかなあ、と思っていたが、解熱剤で熱も下がり、血液検査の数値も問題なかったことからそのまま化学療法室へ向かった。
化学療法室では夜間外来を受診したからか、リクライニングシートではなくベッドに通された。
毎回、後半のエンドキサンの点滴時には頭が痛くなる。
前回は痛み止めを飲んだが、ほとんど効かなかった。
なので、今回はアイスノンを借りて早めに首元に置いた。
そして痛み止めを飲んで挑んだ。
すると、前回より頭が痛くなる時間が遅くなり、頭が痛い時間も短くなり、頭の痛さもやや弱くなった気がした。
4回目にしてやっと少し対策ができた。
だが、EC療法は終わりである。
このdose-dense EC療法は効いているのだろうが、2度とやりたくない。
それくらい副作用が嫌だった。
再発しても、dose-dense EC療法は断りたい。
点滴が終わった時、もうEC療法の点滴がないことにホッとした。
ありがとう dose-dense EC療法
さようなら dose-dense EC療法
そう思いながら化学療法室を後にした。
