せとるこの日々

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まゆげ

眉毛は抗がん剤治療後半のドセタキセルの副作用で一気に抜けた。
3月のある日の朝、眉毛の無くなった私を見て、旦那は、
「キャハハハー、変な顔ー。」
と笑った。失礼な。
鏡を見ると、確かに変な顔だった。
 
眉毛が無くなる前にアイブロウは用意しておいた。
だが、オシャレに無関心だった私は無くなった眉毛を上手く描く自信がなかった。
それまで、たまーに眉毛をそろえたり、描いたりもしたが、普段は何もしていなかった。
 
ネットで「つけまゆげ」というものがあった。
繰り返し貼って使えるものだった。
しかし、値段が15000円。
私には高い。
 
意を決して用意しておいたアイブロウで眉毛を描いた。
コーセーのELSIAというシリーズのもので、片方が筆でリキッドを塗るようになっており、片方が丸い棒状のパウダーになっていた。
これがなかなか使いやすかった。
思った以上に簡単に眉毛がいい感じで描けた。
 
眉毛が無くなってから4ヶ月。
少しずつ眉毛は生えてきているが、まだ昔のヤンキーみたいな状態だ。
アイブロウは同じものを使っている。
リキッド&パウダーのアイブロウに、仕上げにペンシルのアイブロウを使い、合計で1500円でこの4ヶ月は乗り切ることができた。
「つけまゆげ」の10分の1の値段で過ごせたことにちょっと嬉しかったりする。