せとるこの日々

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ドセタキセル 1回目 副作用

ドセタキセル1回目もやっぱり多くの副作用が出た。
気持ち悪い、だるい、口内炎は前回の薬と同じだった。それにしびれと関節痛も加わった。
体のだるさは前回の薬が体の中から重かったのに対し、今回は上から押さえられている感じだった。
ガリバー旅行記の小人の国でガリバーが地面に張り付けられた感覚だった。そして、その小人たちに攻撃されている痛みも体中にあった。

手足症候群は3週間通してあり、はじめの10日はかかとのしびれが結構あった。洗濯物を干しに庭に出た時、スリッパとかかとが触れると、
「オウッ、オウッ、オウッ、オウッ」
と、苦しむ声を抑えることができなかった。しかも、足が重く、歩幅が狭くなり、歩く姿は我が家のじーちゃんとそっくりになってしまった。

手足症候群の情報を集めていたら、『顔もボロボロになる』という書き込みがあったため、シートマスクを買ってきた。
幸い顔に症状が出るということは無かったが、シートマスクをして鏡を見たらハゲているため、「13日の金曜日」のジェイソンになってしまった。とりあえず今は毎晩ジェイソンになっている。

2週間過ぎた頃、むくみも出てきた。
朝起きて歯を磨くときに鏡を見たら「ドラゴンボール」に出てくる魔人ブウが鏡に映っていた。思わずずーっと鏡を見てしまった。見事に顔がむくんでいたのだ。
ひかないようだったら、病院に行こうと思ったが、だいたい1日でむくみはひいた。
診察の時に主治医に聞いたら、続くようだったら利尿剤を処方するが、1日くらいなら放っておけばよい、とのことだった。
その後も魔人ブウには2回くらいなった。
ジェイソンだの魔人ブウだのなかなか忙しい。

便通ははじめの1週間が便秘で残りが下痢気味だった。
EC療法で痔に苦しんだ人のブログで『ドセタキセルでは痔はなかった』と書いてあったので、少ーしだけ期待をしていた。
すると、下痢になっても痔にはならなかった。久しぶりに心の中で「おめでとう!」とクラッカーが鳴った。
痔にならないし、体の重さもEC療法に比べたら2割減くらいで、ちょっとだけ楽になった気がした。
でも、副作用で働けないため、仕事を失ってしまったのだ。残念。