せとるこの日々

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朝一の診察

3月12日にCVポートを埋め込んで13日にドセタキセルを点滴するという予定のため、3月12日の朝一で血液検査を受けるように前回の受診の時に看護師さんから言われていた。
これで検査結果が悪かったらCVポートもドセタキセルも延期になるのだろう。

ラッシュ時の電車を避け、タクシーで病院まで行ったら午前8時7分に着いた。受付は8時15分かららしい。
受付機が6台ほどあり、そこに既に10人づつくらい並んでいた。
前の人達は丸椅子に腰かけていた。
8時10分を過ぎると、前の人達が丸椅子を一ヶ所に片付け始めた。
皆一言も言葉を発さず黙々と片付けていた。
(皆、慣れているなあ。私もいつかあんな風になるんだろうか。)
少し感心した。

受付前の時間に着いたが、受付が始まって番号をもらうと受付番号は63番だった。
そのまま血液検査に向かうと25番の番号札をもらった。そう待ち時間は無かった。よかった。
血液検査の時に、
「前回は腕で血液が採れなくて、手の甲から採りました。」
と伝えたら、看護師さんは腕を少し触って、
「そうですね。」
と言って手の甲から血液を採ってくれた。おかげで1回で無事済んだ。
結構スムーズに進んでいるではないか。

血液検査の結果が出るまで1時間半くらい待って、診察室に呼ばれた。
CVポート埋め込み手術の関係からこの日の受診は違う先生だった。
(私の初診が月曜日だったらこの先生が主治医になっていたのかなあ。)
などと思いながら、診察を受けた。
若くて物腰の柔らかい優しい先生だった。
今のところ、この病院でクセの強い先生を見たことがない。
今の病院はクセの強い先生はいないのだろうか。

血液検査の結果は問題はなく、入院手続きをして、午後からCVポートの埋め込み手術を受けることになった。