せとるこの日々

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じーちゃんとエアコン

年を取ると、温度が少し分かりづらくなると聞く。
我が家のじーちゃんも少し分かっていないようだ。

じーちゃんは、夏、冷房にすると20℃まで温度を下げ、冬、暖房にすると30℃まで温度を上げてしまう。
なので、じーちゃんの部屋は自動運転にしている。
自動運転でも±5℃調整ができるようになっている。
旦那は「エアコンのリモコンを取り上げろ。」と言うが、取り上げるとじーちゃんはすねる。
じーちゃんがすねると面倒臭い。
なので、じーちゃんに温度調整を任せ、私が2,3時間毎に部屋を見に行く。

自動運転では±2℃以内で丁度いい感じの温度になる。
だが、じーちゃんは気が付くとマックスの+5℃や-5℃にしている。
デイサービスが休みの週末の日中は、こまめにこちらも確認できるのだが、夜中はたまに見に行くのを忘れてしまう。
すると、暑くしすぎたり、寒くしすぎたりしている。

「暑くて(寒くて)死にそうやー。」
私が朝5時過ぎにじーちゃんの部屋に行くと、大袈裟なじーちゃんは辛そうにしている。
「夏でも夜は窓開けて大丈夫だから、暑かったり寒かったりしたら、エアコン切って、窓開けなよ。」
私が言うと、
「ほー。そーかー。分からんでのう。(分からないからなあ。)」
じーちゃんは言う。
「分からないならリモコンに触るな。」と旦那は言うが、それをじーちゃんに言ったら、じーちゃんはすねる。
じーちゃんがすねると面倒臭い。

じーちゃんの部屋には温湿度計が置いてある。
じーちゃんの部屋が26~27℃台だったら、温度計を一緒に見てじーちゃんを褒める。
「凄いねー。ちゃんといい温度になってるねー。」
褒めるとじーちゃんは嬉しそうな顔をする。
嬉しそうな顔をするじーちゃんはかわいい。

早くエアコンを使わない秋になってもらいたいが、まだ夏は始まったばかりか。


じーちゃんの部屋のリモコン
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