せとるこの日々

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CVポートの埋め込み2

まず、鎖骨のやや上辺りに穴を開けてカテーテルを通した。
私に説明し、研修医に解説しながら、手際よく進んでいる。
麻酔が効いているので、痛みはない。

次にポートを埋め込む皮下ポケットを鎖骨の下に作るらしい。
「大胸筋のここを切れば血は出ない。」
と研修医に説明していた。
(そうか、今切られているところは血が出ていないんだな。)
切られながら、私も勉強した。

切開が進んでいくと、
(あれ、痛い?)
(いや、大丈夫。)
(あ、やっぱり痛い。)
「痛いです。」
と声を出した。
感覚が鈍くなっているのか、痛いのかどうか一瞬分からなくなっていた。
麻酔を足してもらうとすぐ効くのだが、躊躇した分痛みを感じた。結構痛かった。
その後、もう一度痛みを感じたので、その時は悩まずにすぐ言った。

また、焦げ臭いニオイがした。
CVポート埋め込み手術をした人のブログで『止血のため血管を焼く』とあったが、そのニオイなんだろうか。
血管なのか皮膚なのか私の一部が焦げているニオイには違いない。
いいニオイではなかった。

ポケットが出来、ポートを埋め込む段階まで来た。
ここが結構痛い、と色々なブログで予習していたので、歯を食いしばった。
だが、痛かったものの、我慢できる痛みだった。
想像以上に主治医が慣れているようだった。

手術が終わりかけると、看護師さんが、
「次の患者さんを呼びますか?」
と聞いていた。
休憩なしで次の手術をやるのか。凄い。

手術時間は約40分。
手術室を出ると、次の患者さんが待機していた。
車椅子に乗せてもらってレントゲンを撮って病室に帰った。
ビビッていたが、そう痛みもなく、肺に穴が開くこともなく、CVポートの埋め込みは無事に終わった。