せとるこの日々

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入院2日目

入院2日目は手術だった。
朝9時前、部屋で手術着に着替え、看護師さんと歩いて手術室入り口まで行った。
その時間の手術は4組くらいあったのか、手術室入り口は人だかりができていた。
私は3番手術室へ通された。
大きい病気も大きい手術も初めてのため、J-popの流れるドラマのセットのような手術室に見入っていたが、麻酔のマスクが着けられると一瞬で意識がなくなった。

「終わりましたよ。」
声を掛けられ目が覚めた。
どのくらい時間がたったか全然分からなかった。

ベッドのまま部屋に戻って、部屋にいた旦那に時間を聞いたら、午後1時過ぎとのこと。
4時間くらいの手術だったようだ。

主治医が来て、
「お疲れ様でした。リンパ節の転移が認められたので、リンパ節郭清をしました。」
と、いつもの口調で告げてくれた。
「あらま。分かりました。」
私もいつもの口調で返事をした。

リンパ節転移は物凄くショックというわけでも無かったが、
乳がんなめんなよ~。」
と、乳がんに言われている気がした。

その後は1時間おきに体温、血圧など測り、痛み止めの点滴を入れてもらうが、痛みがなかなかキツかった。

酸素マスクが2時間ほどで取れ、足の血行の機械が夜中にとれ、寝返りをうっていいと言われたが、痛みがあって無理だった。

薬がいろいろ効いているのか、眠ったり起きたり、あまりいい夢も見れず、「寝たきりで調子の悪い人は大変だろうなあ。」と思いながら朝を迎えた。
前日の「気持ち良く寝た。」とは真逆だった。