せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

映画鑑賞

年末年始に特に出かける予定もなかったので、旦那と何か映画を観に行こうか、という話になった。
検索すると役所広司さん主演の『PERFECT DAYS』が評判が良かった。
東京の公衆トイレ清掃員の日常を描いたものらしかった。

おもしろそう、観てみたいなあ~、と思いどこで上映しているか調べたら、車で30分くらいで行ける近くの映画館では上映がなかった。
1時間くらいかかる映画館では上映していた。

うーん、どうしようかなあ、と思いながら、あらすじやレビューを読み進めた。
『特に大きな出来事もなく淡々とした日常が過ぎていく』
という説明があった。
こ、これは・・・旦那が映画中に寝るな・・・。

観に行く気が膨らんでいたが、どうやら静かな映画のようだ。
映画で静かなシーンがあると旦那はすぐ寝る。
昨年は『キングダム3』を一緒に観に行ったら前半は寝ていた。 

『PERFECT DAYS』は後日一人で観に行くことにした。
結局年末年始には映画は行かなかった。
1月後半に封切りされた『ゴールデンカムイ』を一緒に観に行った。

映画は迫力があり、映画中旦那も寝なかった。
だが、始まる前の映画泥棒でウトウトしていたので、本編が始まった時に肘でつついて起こした。
どこでもすぐ寝られる旦那がうらやましい。

昨年の11月に『ゴジラー1.0』を一人で観に行った。
ゴジラー1.0』も『ゴールデンカムイ』も続くかもしれないよ~という終わり方だった。
『キングダム3』はモロに続く!という終わり方だった。

子供の頃『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』を観て、モロに続くという終わり方に「えーっ!」とショックを受けた。
それ以来映画が続きを匂わせて終わると、子供の頃の「えーっ!」を思い出す。
できれば1本完結で楽しみたい。

で、近くの映画館が2月から『PERFECT DAYS』を上映することになった。
早速一人で観に行ってきた。
『若者には退屈かもしれないが、シニアに刺さる。』
とレビューにあったが、私にもじんわりと刺さった。
シニアの仲間入りなのね。
これは静かで旦那は爆睡してしまう映画だ。
一人で行って良かった。

最後もじんわりとして、完結していて良かった。
でも評判良かったら続編ができたりするのだろうか。
なんだかんだで邦画を楽しむ今日この頃です。

高速バス

10月にトルコ人の友人が遊びに来た時、名古屋から東京に行くのに高速バスで行きたいと言った。
時間もあるし、景色が見られるし、節約にもなる。

私は高速バスに20年近く乗っていなかった。
若い頃は東京に行くときにたまに使った。

高速バスの予約って今はどうやるんだろう、とネットを見ると、たくさんのバス会社が運行して選り取り見取り状態だった。
「へえー。」
画面を見て、午前中の空席があるバスを予約した。

名古屋から東京が3800円。
物価高でガソリン代が高くなっているのに20年前より安いじゃないか。
驚いた。

友人をバス乗り場まで送っていったらバスはほぼ満席。
日本を旅行する外国人が大半だった。
へえー。

もし、自分が東京に行く機会があったら高速バスを使ってみたいなあ、と思った。

今月に入ってスイスに住む友人のマヤちゃんが突然帰省した。
ご両親の体調が良くないから1ヶ月半くらい東京の実家にいるという。
あまりいい帰省ではないが、帰ってすぐ電話をくれた。

「年末は結構調子悪そうだったから心配したけど、今は落ち着いて動けるようになったわ。
会えるなら会いましょ。」
おお、東京行きの機会ができた。

早速高速バスを探した。
すると『高速バスのビジネスシート』というものを見つけた。

f:id:setoruko85:20240116234702j:image
JR高速バスの写真だった。
うわー、これ乗りたい。

昼間は1日1便しかないらしく、行きは空いてなくて帰りの予約を入れた。
早割1と書いてある。
調べると1日前までの早期割引が早割1らしい。
2日前に購入で早割ってすごい。
早割1で4100円。

貧乏旅行が好きだった私はわくわくした。
行きは名古屋インターの近くで乗車できるJR高速バスにした。
名古屋駅より名古屋インターの方が近いのでこれはこれで嬉しい。
行きは3600円。

色々な高速バス会社が乱立する中、往復JRを選んでしまった。
まあ老舗なので安心だな。

行きは良く確認していなかったが各駅停車みたいで、各地の高速バス停を経由して東京までのバス旅だった。
それを旅行者は知っているようで、バスはガラガラだった。
おかげで普通のシートでも快適だった。

夕方、東京に着いて、マヤちゃんの家の近くの居酒屋で2人で食事をして、近くのホテルに私は泊まった。

翌朝、マヤちゃんの家に挨拶に行ったら、ご両親とも痩せてはいたが、それなりに元気そうだった。良かった。

そして帰途についた。
楽しみのビジネスシート。
足は伸ばせるし、シートは広いし、快適だった。
名古屋直行便だったので多くの旅行者が乗っていた。

行きも帰りも天気が良く1時間くらい富士山を鑑賞できた。
道の曲がり具合で視界から消えることもしばしばあったが、新幹線だったら一瞬の景色を堪能できるのは贅沢な気分だった。

写真を撮りたかったがバスの窓が汚れていたし、休憩のパーキングでは見事に隠れていたので、写真は諦めた。
帰りのバスでは旅行者がバスの中からシャッターを押す音が結構聞こえた。
分かる、分かるよ、旅行の写真を撮っておきたい気持ち。

そんなこんなで久しぶりに一泊二日で往復高速バスの旅行をした。
ああ楽しかった。

2週連続

新しい年になりました。
今年もよろしくお願いいたします。

年末ジャンボ宝くじは当たらなかった。
1月1日が一粒万倍日と天赦日でお日柄がいいと聞いていたので、1月1日の朝結果を見た。
残念な結果となった。

ショックを吹っ切るために旦那と日帰り温泉に行った。
凄い人で長居せずに帰宅した。
家に帰ったら地震があった。
何がお日柄のいい日なんだ?

今年の年末年始は静かに過ごせた。
テレビを見ると静かに平凡に過ごせることに感謝しなければと思う。
出来ることは募金くらいか。

5日の夜、ぴあから6日のVaundy(敬称略)のコンサートの当日券が出るとのお知らせがあった。
ちょうど1年前にチケットの抽選があって取れなかったやつだ。

朝10時発売らしい。
こういうのは秒で終わるけど、運試しに挑戦してみよう。
チケットが取れなかったらコンサートに行ったつもりで募金額を増やそう、と決めた。

で、昨日の朝10時、販売のページにアクセスしたら、チケットが取れた。
結構チケットがあるのか?と手続き終了後もう一度販売ページを覗くと『予定枚数終了』の文字。
チケット運があまり無い私が当日券を取れたことに小躍りした。

旦那が仕事だったので、コンサートに行く連絡と夕ご飯の用意をして家を出た。

会場は南区にある日本ガイシホール
年末のユーミンのコンサートもガイシホールだった。
まさかの2週連続でガイシホールに行くことになるとは。

旦那は歩くことが嫌いなので、ガイシホールの駐車場に車をとめる。
出るときに超渋滞するので私は苦手だ。
なので少し歩くが離れたところにあるコインパーキングに駐車した。

ガイシホールが近づいてくると、お客さんの年齢層が年末と違う。
私くらいの人もチラホラいるが、圧倒的に若い人が多い。
そりゃそうだ。

コンサートは凄くかっこよかった。
その昔ハードロックが好きだった私は体に響くドラムの音が気持ち良かった。
歌ももちろん凄かった。
おしゃれだけどロックだなー、と思いながらノッていた。

席はアリーナの23列目。
肉眼で見るのは無理だが、会場の中央に花道があり、そこまで来るとVaundyが確認できた。おお。

ユーミンのコンサート用に購入した双眼鏡を持って行ったが、誰も双眼鏡を使っていない。
大型スクリーンは無かったが、若者は双眼鏡を使わないのか。
なので私もカバンから出すことはなかった。

土曜日だからか開演が16時で終わって時計をみたら17時45分。
早く帰ることができるし、ごはんを食べに行くこともできる。
いい時間設定だなあ。
夜が早いおばさんにもありがたい。

帰りの車の中でVaundyを聴きながら、コンサートのチケット取れたけど募金額は増やそう、と思った。

f:id:setoruko85:20240106214455j:imageグッズも購入してしまった。

2度目のユーミン

年の瀬だが暖かいのでそんな感じがしない。
庭のトマトも育っている。
元気がないのでもう食卓には出していないが。

f:id:setoruko85:20231229142528j:image

昨日は旦那に付き合ってユーミンのコンサートに行ってきた。
8月に行って、今年2回目だ。
まさかユーミンのコンサートに1年に2度も行くとは思わなかった。

前回はスタンドの全体が見渡せる席だったが、今回はアリーナの9列目。
目のいい人なら肉眼でユーミンの顔まで確認できただろうが、私の視力では無理だった。

前回、双眼鏡を持たずに行って、大型スクリーンが無いため、ユーミンの表情を観ることができなかった。
その失敗を踏まえて、今回は双眼鏡を持って行った。
そして、コンサートが始まって双眼鏡を覗いた。
「本物だね。」
2回目のコンサートにしてやっと本物のユーミンを認識できた。

コンサートの構成は8月と同じものだった。
360°客席に囲まれた広いセットの上でユーミンとアクターが歌って踊る。
凄いなあ。

ツアーのファイナルということで、アンコールが3回あった。
3回目のアンコールで松任谷正隆さんが出てきてピアノを弾いてユーミンが『卒業写真』を歌った。
会場中が大合唱だった。

私は20代の頃、洋楽ばかり聴いていた。
会社の先輩がユーミンのコンサートに行ったことを聞いて(私がユーミンのコンサートに行くことはないだろうなあ。)と思ったが、8月にユーミンのコンサートに初参加して不思議な感覚がした。

小学生の頃、7歳上の姉の影響でニューミュージックを聴いていた時代があったことを思い出した。
その頃『卒業写真』は覚えた。

40年以上前にカセットテープを聴いて覚えた『卒業写真』を、作った人のコンサートで一緒に歌うなんて今回もまた不思議な感覚がした。

去年の年末は母の家の片付けでバタバタしていたが、今年は静かなので、不思議な感覚のまま大掃除をすることにした。

f:id:setoruko85:20231229142549j:image

8月にこのチラシをもらったので2回目に行くことになった。

年末ジャンボ宝くじ購入

先週の金曜日は大安で一粒万倍日という宝くじを購入するにはいいお日柄だったので、名古屋駅の宝くじチャンスセンターまで年末ジャンボ宝くじを買いに行った。
ものすごい行列ができていた。

去年の年末ジャンボもお日柄のいい日に名駅チャンスセンターまで宝くじを買いに行ったが、同じようにものすごい人だった。
去年は母の家の片付けやら忙しかったので、並ぶのは諦めて地下街の宝くじ売り場で買った。

今年は時間に余裕がある。
並んでみようか。
最後尾まで行った。

チャンスセンターから名鉄百貨店近鉄百貨店を超えてメルサのナナちゃん人形の横まで並んでいる。
距離にして約240m。
徒歩3分の距離のようだ。
ここからどのくらいかかるんだろうか。
f:id:setoruko85:20231213095632j:image
天気は良く、気温も12月なのに暖かく風も無く、外で立っているのに問題はなかった。
通行人の邪魔にならないように道路側に横4列で並んで、数メートル置きに係の人が列を整えている。

一人で来た人が多いようでほとんどの人は黙って前を見ている。
私も腕を組んで前を見ていた。
他には動画見てる人や立ちながら本を読んでいる人もいた。

私のすぐ前の女性は列の様子をずっと動画で撮っていた。
私と同じくらいの年代かな。
10分に1回くらい後ろの様子も撮るために振り返った。

何も言わずに振り返るのでこちらも何も言わずに後ろを向いた。
後ろの人も後ろを向いていた。
知らない人の動画に映りたいとは思わない。

有名人は街中を歩いていると勝手に写真や動画を撮られたりするんだろうが、結構なストレスなんだろうなあ、と思った。

カーブのところで動画の女性とは離れたのでホッとした。

連番10枚、バラ10枚、ミニのバラ10枚の30枚を購入した。
これでCMでやっている『10億あるかもしれない私』になった。

時計を見ると、並んでから50分経っていた。
徒歩3分の距離を50分かけて牛歩のごとく移動したのか。
みんなすごい。

帰りは金神社に寄ってビニールに入れた宝くじを洗って帰った。
これで年末までは夢を見て過ごすことができる。
f:id:setoruko85:20231213095654j:image

この時期はファンキーな衣装を着るナナちゃん

一口馬主

今年の競馬はイクイノックスが盛り上げてくれた。
天皇賞ジャパンカップは見ていて気持ち良かった。(当てられなかったが。)
そんなイクイノックスがジャパンカップ後に引退することを発表した。

イクイノックスの馬主は1口8万円(全500口)の一口馬主だったらしい。
賞金と売却代金合わせると約700万円が一口馬主に還元されるようだ。
凄い。そしてうらやましい。

一口馬主は1回だけやったことがある。
ある時、旦那が「犬が飼いたい!」と言った。
じーちゃんを見ながら犬の世話も私がやることになるだろうから反対した。
一口馬主だったら馬の面倒見てもらえてレースで勝ったら賞金がもらえるよ。」
と提案したら旦那は納得した。

で、オネストエイブという馬の一口馬主になった。
この馬に決めた理由は一口4万円弱というお値打ち価格だった。
父が天皇賞2着のリンカーンだった。
アメリカ大統領のリンカーンが若い頃『正直者のエイブ』と言われたため馬名がオネストエイブになったらしい。いい名前じゃないか。
お父さんに似たらいいところまで行けるんじゃないか、と期待した。

2011年、同期が続々デビューしていく中オネストエイブのデビューは遅れた。
舌が壊死したとかで舌を切る手術をしたというお知らせがあった。
「なんで正直者なのに舌を切られるんだ!?」とあまりのブラックジョークにさすが私たちの選んだ馬だ、と納得したりした。

だがスタッフのケアのおかげで2012年1月にデビューできた。
出先だったのでレースの時間だけ車に移動して手に汗握りながらラジオを聞いた。
新馬戦は6着。

走る度にラジオやテレビや中京競馬場の大型スクリーンでオネストエイブを応援した。
現地まで応援には行けなかった。
でも楽しかった。

3戦目に初勝利。4戦目も1着になった。
同期がGⅠ馬ゴールドシップだったので「待ってろゴールドシップ!」と熱くなった。
だがその後は勝つことなくケガをして全9戦で引退することになった。

引退で私たちも退会したので2年ちょっとの一口馬主生活だった。
会費と飼葉代で年間8万弱だった気がする。
賞金は忘れたのでネットで調べたら7.1万と出てきた。
そうか1年分の会費と飼葉代くらい稼いでくれたんだな。

これはこれでいい思い出だ。
ありがとうオネストエイブ。

でもいつかイクイノックスみたいな馬の一口馬主をやってみたいなあ。ははは。

f:id:setoruko85:20231207120248j:image
勝つと記念写真がもらえた。

母の納骨

昨日、母の納骨をした。
亡くなってから約1年。
天気が良く暖かく、上着も必要なかったので、荷物が増えなくてよかった。
納骨堂には多くの人が来ていた。
天気がいい祝日だからかな。

旦那と2人で1時間前に納骨堂に着き、手続きを済ませた。
仏壇を処分した時に出てきた父の小さい骨壺も予約時に説明していたので、追加納骨の手続きも問題なく終わった。
近くのカフェでお茶をしてから開始時間まで待った。

納骨の連絡は1ヶ月前に姉と妹にした。
開始予定時間の5分前に妹が来た。
そして3分前に姉が来た。
3姉妹で会うのは20年以上ぶりだ。
旦那は結婚して初めて姉に会った。

姉は着いてすぐ妹を見て「来たんだ。」と言った。
葬式に来なかった姉が葬式には参列した妹にその言葉を言うのか?と思った。

姉の旦那さんは別の法事で不参加だった。
姉は旦那さんが東京の法事に行っている話を続けた。
先日NHKで芸人のヒロシさんとBUCK-TICK櫻井敦司さんの対談の再放送を見たのだが、「声の大きい人が勝つ」とヒロシさんが言っていた。
まさにそんな感じだな、と姉の話す姿を見てその番組を思い出した。

少しして名前が呼ばれ、法話を聞いてからお別れ勤行が行われた。
すべてが1時間くらいで終了した。

私と旦那は「じゃあ、これで。」と早々と家路についた。
姉が妹に「今どこに住んでるの?(車に)乗ってく?」と言って、妹が「はい。」と答えているのが聞こえた。

芸人の麒麟・田村さんの『ホームレス中学生』で一家離散するときにお父さんが「解散!」と言ったと聞いて、私も納骨堂を出たところで「解散!」と言いたい気分だった。
だが、性格上言えなかった。
姉は「また食事でも。」と言った。それには苦笑いして返事はせずに別れた。

夜に姉からLINEが届いた。
『あの後、妹とゆっくり話しました。母が間に入ることでお互い違った情報が植え付けられていたようです。』(原文のまま)
と書いてあった。

20年以上前に「母も妹も許さない!縁を切る!」と海外に滞在する私に電話してきて2時間くらい愚痴を聞かされて以来、姉は母と妹と連絡を取っていなかった。
私は日本に帰ってきて、姉と数回会ったが、毎回母と妹の愚痴だったので自然と連絡を取らなくなり姉とは距離を置いた。

この20年以上母の最期まで何もせずに謝罪の言葉もなく、亡くなった母を悪者にして終わらせようとする文章に目を疑った。(まあ、母もクセの強い人だったが。)
なぜ『お互い誤解していたようです。』くらいの表現にできないんだろう。
アスペルガーだとそうなってしまうのか。

やっぱり「解散!」と叫べばよかったなあ、と後悔した。