せとるこの日々

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じーちゃん整形外科へ行く

先週、じーちゃんを整形外科に連れて行った。
夕方4時半にデイサービスから帰ってきて、部屋にお茶を持って行って、5時に夕食を持って行った。

「朝から肩が痛くてのう。」
夕食を持って行ったら、じーちゃんは肩の痛みを訴えた。
「これは普通じゃない。病院に行かなかん。(行かなきゃだめだ)」

朝から肩が痛いなら、朝かデイサービスから帰った時に言ってよ、と心の中で突っ込んだ。
味噌汁が「私、用無しですか?」と言っているように見えた。
しかも、「病院に行かなかん。」って、連れて行くのは私でしょう、ともう一度心の中で突っ込んだ。
とりあえず、おかずを冷蔵庫に入れて、整形外科へ連れて行った。

整形外科は年に数回行くくらいだった。
「このくらいの年齢になると関節が摩耗してきますからねえ。」
以前はこう診断されて痛み止めと湿布を貰った。
今回も同じ診断かな、と思っていた。

レントゲンを撮って、先生は、
「歩行器や杖に依存しすぎて、肩に力が入りすぎて、骨が擦り減ってますねえ。足で歩くようにして下さいね。」
と言って、痛み止めと湿布を出してくれた。

なるほど。確かにじーちゃんはもたれ掛かるように歩行器を使っている。
じーちゃんに、
「いい?歩行器の手は添えるくらいで、足に力を入れて歩くのよ。
そうしたら、肩の痛みは落ち着くから。」
と説明した。

一緒に練習したら、摺り足だったじーちゃんが5センチくらい足をあげて、足に力を入れて歩いた。
足を上げて、足に力を入れて歩くことが出来たが、前進するのが摺り足の時より遅い。
たまに足踏み状態になる。
脳からの命令が上手くいっていないのだろうか。

それ以来、毎日足で歩くように声をかけている。
先週の土曜日は便秘で歩けなかったが、昨日、今日は夜中のトイレも「ダンダンダンダン」と足音が聞こえていたので、足で歩くことを心がけているようだ。
頑張れ、じーちゃん。