手術前の胸の写真を皮切りに、病院の個室、病院食、病院からの風景、手術後のショボーンとした胸、その後パンパンに腫れた胸、リンパ節郭清後のダルーンとした脇、点滴のルート確保、ルート確保できずに何ヶ所も内出血している腕、手足症候群で真っ赤な手、手足症候群でずる剥けの肌、はげ頭、CVポート設置、爪の剥がれ、放射線治療のための線の入った胸、胸一帯のカビ、少し伸びた髪などの写真が100枚近くあった。
人様にお見せするようなものではない。
旦那は治療中の私の写真には興味は無さそうだ。
じーちゃんに腫れた胸の写真を見せるのはちょっと刺激が強すぎるだろう。
なので身内にも写真は見せていない。
一人でたまに見て笑っている。
スマホの写真を自動でムービー作成してくれる機能がある。
ご機嫌な曲に合わせてはげ頭が移り変わっていく様ははっきり言って笑える。
人の治療中の写真を見たら、きっと「うわっ、痛そう・・・。」と目を背けてしまうんだろうが、自分の写真にはそういった感情はない。
治療も落ち着いたため、写真を撮ることも減ってきているが、カツラが取れるまでは髪の伸びる様子を撮影し続ける予定だし、胸もまだ左右色が違うので数ヶ月に1度は自分の治療記録として残していこうと思っている。
