せとるこの日々

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ホルモン療法が始まる

5月下旬、最後の抗がん剤を点滴してから3週間たった。
「今日からホルモン治療になります。」
主治医がノルバデックスというホルモン剤の冊子を渡して説明してくれた。

診察室を出ると9時5分。
放射線治療も同時に始まるため、9時30分から放射線科の診察が予約されていた。
(この時間なら大丈夫だな。)
診察後の看護師さんの指示を待合で待った。
もらったノルバデックスの冊子を読んだ。
冊子を読んでから、スマホで「ノルバデックス」を検索した。
すると、『パロキセチンはタモキシフェン(商品名ノルバデックス)の効果を弱めてしまうおそれがあるため、一緒に内服することはお勧めできません。』との説明が目についた。
私はここ数年パニック障害とお付き合いをしていて、パロキセチンを服用している。
今度は「ノルバデックス パロキセチン」で検索をした。
そしたら、結構多くのページで『効果を弱める 飲み合わせが良くない』と書いてあった。
(これは、確認しておこう。)
と思った。

9時25分になったが、まだ呼ばれないので受付に行った。
「診察が終わって待ってるんですけど、9時30分に放射線科の予約があるから行ってもいいですか?」
と、聞いたところ、
「もう少しお待ちください。」
とのことだった。
なので、またスマホで検索した。
乳がんのことを検索すると、乳がんプラザの田澤先生のページに行きつくことが多かった。
田澤先生のQ&Aはいろいろと役に立った。
その田澤先生も『パロキセチンとタモキシフェン(ノルバデックス)の飲み合わせは良くない。』と言っていた。

9時45分になった。
「診察終わって40分くらい待ってるんですけど、まだですかー?」
と、受付に聞きに行った。
「もう間もなく看護師が来ますんで。」
とのことだった。
で、やっと看護師さんが用紙を持って説明にきた。
説明を聞いてから、私は質問をした。
「あの、今服用している薬とノルバデックスの飲み合わせが良くないみたいなんですが、大丈夫ですかねえ。」
と聞くと、看護師さんはすぐ主治医に確認しに行ってくれた。
で、すぐ戻ってきた。
「問題ないそうです。」
ああ問題ないならよかった。
「飲み合わせのことはどこに載ってました?」
と、看護師さんが聞いた。
「あ、待ってるときにネットで見ました。」
と答えた。
「あー、ネットねー。」
ネットの情報は当てになりませんよ、みたいな表情をした。
まあ、どこまで信じていいか分からない情報もたくさんある。
どこまで信じていいか分からないので質問して、確認できた。

確認できたところで、予約の時間から遅れているので、放射線科に急いだ。